『けったいな町医者』
2月26(金)〜なんばパークスシネマ、神戸国際松竹、京都シネマ、
3月5日(金)?塚口サンサン劇場、3月20日(土)?第七藝術劇場
今、医療の最前線で独自の哲学で活動を続ける
在宅医の姿を追ったドキュメンタリー。
監督は「逃げた魚はおよいでる。」ほかの毛利安孝。
兵庫県尼崎市で活動する長尾和宏は在宅医。
かつて病院勤務医として働いていたが
あることをきっかけに病院を辞め、
尼崎の商店街で開業して町医者となった。
病院勤務医時代に1000人、在宅医となって
1500人を看取った長尾医師は、患者や家族に
寄り添った形で終末医療に携わる。
薬の処方の多さ、過剰な延命治療に異議を唱え続け
独自の哲学と信念に基づいて365日24時間
いつでも患者のもとへ駆けつける。
カメラは昼夜を問わず街中を駆け巡る
長尾の日常に密着し、命の最後の瞬間まで
人ととしての尊厳を守ろうとするひとりの
町医者の姿をとらえていく。
好きな物を食べたい。最期まで自宅で過ごしたい。
痛くない死に方がしたい。そんな患者と、
家族の想いを守るために今日も走り周る長尾医師。
怒る。泣く。歌う。看取る。下町を舞台に
現場の生の状況が伝わる。
本作は長尾のベストセラーを映画化した
劇映画『痛くない死に方』の親子作として完成した。
双方どちらも合わせて観ると、「生きること」
「死を迎えること」の本質が見えてくる。
人にとって「幸せとは何か」を深く考えさせられる一本。
ナレーションは『痛くない死に方』主演の俳優・柄本佑。
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