『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』

『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』
11月13日より公開
「KUBO クボ　二本の弦の秘密」「コララインとボタンの魔女」
などストップモーションアニメ―ションの
新時代を築いたスタジオ・ライカ。その最新作がこれだ。
時はヴィクトリア朝時代、場所は霧のロンドン。
自称「神話と怪獣研究の第一人者」のライオネル卿は、
未確認生物(UMA)の証拠を求めて世界中旅する探検家。
探検家の英国紳士ソサエティに自分を認めさせたいがため
会長と賭けをして、伝説の生き物
"ミッシンクリンク(人類と猿とを繋ぐ進化の鍵)"
を求めてアメリカの北西部の山へ向かう。
そこで何の苦労もなく人類の遠い祖先にあたる
生きた化石“Mr.リンク”と出会う。
彼は人語を解し、ライオネル卿に捜査の手紙を
依頼したのも本人だったのだ。ライオネル卿は
肩透かしを食らうが、Mr.リンクには別の本当の願いがあった。
それは……。
監督は「パラノーマン　ブライス・ホローの謎」のクリス・バトラー。
第77回ゴールデングローブ賞で最優秀長編アニメーション映画賞を受賞。
第92回アカデミー賞の長編アニメーション部門にノミネート。
「KUBO クボ」を超える技術力に驚かされる。
象に乗ってジャングルを行く一行。回り込むカメラアングル。
すでに人形アニメである事を忘れる素晴らしさ。
コメディとして作られているが、アクションも素晴らしく
冒険活劇として楽しめる。根底は友情ほか人の絆。
ホロリとさせてくれるシーンもある。
マニアのみならず、ファミリーで楽しめる良作である。