『タゴール・ソングス』
7月11日より第七藝術劇場、出町座、元町映画館にて公開中。
ラビンドラナート・タゴールはインドの詩人だ。
非西欧圏で初めてノーベル文学賞を受賞した偉人。
考え方の根源は哲学としてインドを中心に
今でもベンガル人の心の魂に宿っている。
タゴールは、イギリス植民地時代のインドに生き
詩のみならず2000曲以上の歌を作り世に広めた。
「タゴール・ソング」と呼ばれるそれらの歌は
100年以上の時を超え歌い継がれている。
本作はインド、バングラデシュを訪ねながら、
「タゴール・ソング」の素晴らしさに触れてゆく
ドキュメンタリーだ。
インドの言葉が全く分からないのだが、
メロディの面白さは気になっていた。
今回、詩の翻訳が着き成り立ちを解説してもらい
生きることの苦しさや希望、愛など人間の暮らしに根差す
作品が多いのが特徴でだと知った。
庶民の気持ちに寄り添ったのだろう。
インドやバングラデシュの国歌も初めてちゃんと聞いたが
「タゴール・ソング」がそのまま国歌となったと知り感動した。
監督はこれが初作品の佐々木美佳。
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