mixiユーザー(id:206487)

2020年06月03日16:34

78 view

●『花のあとさき ムツばあさんの歩いた道』

●『花のあとさき ムツばあさんの歩いた道』
6月12日テアトル梅田、順次京都シネマ、元町映画館、
7月より豊岡劇場にて公開。
2002年から放送された、NHKの人気ドキュメンタリーシリーズ
「秩父山中 花のあとさき」を再編集して映画化したドキュメンタリー。
山で暮らすムツさんの生涯を追いながら、
山あいの村がひとつ消えていくまでを追う。
監督は映画テレビ技術賞奨励賞に輝いた
「ドキュメンタリードラマ 宮沢賢治・銀河の旅びと」
(1995年)の百崎満晴。
埼玉県秩父市吉田太田部楢尾。
山深い村に夫の公一さんと暮らす小林ムツさんは、
60歳を過ぎた頃から段々畑をやめ、そこに花を植えてきた。
年のせいで長い間世話になった畑が荒れ果てるのを
申し訳なく思い「せめて花を咲かせて山に還したい」
「山を訪ねる人が花を観て安気できたらいい」
との想いから、毎日コツコツと花を植え続けた。
一帯は色とりどりの花に包まれるようになっていた。
春になると、福寿草、レンギョウ、ハナモモ、ヤマツツジ。
梅雨時にはアジサイが咲き、
秋は夫婦で育てたモミジが色付く。
何時しかその数は1万本以上にもおよんでいた。
その間にも年々村で暮らす人が減ってゆき、
公一さんも亡くなり
ムツさんも病院の入退院を繰り返すようになる。
そして、ムツさんも、
それでも花は美しく咲き続ける。
ムツばあさんのシリーズは百崎監督のライフワーク的作品。
これまでの18年分の未公開映像も加え長編ドキュメンタリー映画
に再編集した。
雄大な自然、
命が生まれ、また消えてゆく。
生命の大循環。
人間もまて自然の一部であることを
もう一度思い起こさせてくれる豊かな作品。
何だか昔を思いだす。
山里の四季が心にしみるように美しい。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年06月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930