『許された子どもたち』6/1より公開中

『許された子どもたち』6/1より公開中
「ライチ☆光クラブ」「ミスミソウ」「先生を流産させる会」
など過激な社会派映画を撮り続ける内藤瑛亮監督の最新作。
山形マット死事件、大津市中2いじめ自殺事件、
川崎市中1男子生徒殺害事件、東松山都幾川河川敷少年殺害事件など
いじめによる子どもの死亡事件に着想を得て、
構想に8年の歳月をかけて作った自主制作のドラマ。
出演は『花嵐の剣士〜幕末を生きた女剣士・中沢琴〜』の上村侑。
中学1年生の市川絆星は、不良グループのリーダー。
執拗に同級生の倉持樹に対するいじめを繰り返し
ある日、河川敷に呼びだして至近距離からゴム鉄砲で
樹の喉を撃ち殺してしまう。
事件は明るみに出、一度は犯行を認めた絆星だったが、
親や弁護士の説得により一転無罪を主張した。
少年審判では証拠不十分と無罪に相当する「不処分」の決定となった。
しかし、それから世間では激しいバッシングが巻き起こる。
家にも居られず絆星一家はホテルに逃げ隠れる暮らし。
そして、樹の家族は審判不服として
絆星ら不良グループの罪を問う民事訴訟を起こすことを決意していた。
不幸の連鎖。現実にあり得る人間の哀しい部分をえぐり出した作品。
絆星の反抗的な目の演技がすごい。