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2020年04月08日16:27

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「劇場」4月17日公開(予定)

「劇場」4月17日公開(予定)
「火花」で芥川賞を受賞した漫才師の又吉直樹
の同名小説を映画化した深い人間ドラマ。
監督は「ナラタージュ」の行定勲
脚本は「ピンクとグレー」の蓬莱竜太
主演は山崎賢人と松岡茉優。
学生時代の友人二人で劇団「おろか」を立ち上げた
永田は脚本家、演出、主演を掛け持ちし
作品作りにのめり込んでいた。しかし、
シュールすぎる作風が酷評され客が寄り付かない、
歩み寄りのない永田を劇団員たちも敵視するようにり、
遂に劇団は解散。途方に暮れ、精神的にも肉体的にも
ギリギリの永田は
「いつまでもつんだうか」とつぶやきながら
言いようのない孤独にさいなまれながら街を徘徊している。
ある日、画廊の前で同じスニーカーを履いている女性を見かけ
思わず声をかける。彼女は沙希といい、
女優になりたくて東北から来た学生だった。
二人は恋人になり、永田は沙希の部屋に転がり込んで
生活が始まるのだが……、
自分の能力を知らず、人には要求し、表現者気取りで、
解ってほしいのに「解られてたまるか」と
突っ張っていて、それでいて努力せず、
問題から逃げ、、孤独で卑屈でみじめで、
同情されることに嫌悪感を感じ、どうしようもない
永田に自分を重ねてしまい心が痛くなる。
思い当たる節だらけだ。
延々ダメな独白のドラマ展開中、追い詰められた
彼女から吐き出されたホンネの一言にハッとさせられる。
最後の長回しが滲みる。タイトルの意味も分かる。
人生は劇場。


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