「スケアリーストーリーズ」2月28日公開
全米の子どもたちにトラウマを与え図書館から撤去された
禁断の児童書「怖い本(Scary Stories to tell in the dark)」
の映画化。
「パンズ・ラビリンス」「シェイプ・オブ・ウォーター」の
ギレルモ・デル・トロが企画・製作・ストーリー原案を、
「トロール・ハンター」「ジェーン・ドウの解剖」の
アンドレ・ウーヴレダル監督で完成させた。
ハロウィンの夜。子供たちは町外れの幽霊屋敷に忍び込み
一冊の本を見つける。そこには子供の血でかかれたという
赤い文字で怖い話が幾つも書かれていた。
翌朝見ると、新しい物語が加えられており
仲間が一人ずつ姿を消した。物語のとおりに殺されたらしい。
でも、それはまだ始まりでしかなかった。
そして物語は付け加えられ、新たな犠牲者が……。
ベトナム戦争が色濃く影を落とし、
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」
がドライブインシアターで公開されていた1968年が舞台。
ホラーストーリーの見せ方や演出、間の取り方や効果音もうまく
きっちりと計算された西洋怪談として楽しめる。
ストーリーの中にいくつものホラー噺が挿入される構成で
オムニバスホラーの傑作「クリープショー」を思い出させる。
The Vault of Horror, Tales from the Cryptなど
ECホラーコミックスの雰囲気を醸し出していて
クラシックホラーファンにはオススメ。
私はお気に入りの一本。
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