「さよならテレビ」2020年1月4日より
第七芸術劇場、京都シネマ、順次元町映画館にて公開
さまざまな社会問題をテーマに制作する
ドキュメンタリー映画で定評のある東海テレビ最新作。
「ヤクザと憲法」の土方宏史監督とプロデューサーが
次に着手したのは、
テレビの現場の"今"を切り取ること。
テレビが華々しく輝いて
メディアの中心だった時代はもう過去のものとなった。
テレビを見ない、いやテレビを持たない若者も珍しくなくなった。
報道はバラエティ化、三面記事をクローズアップする週刊誌化し
「マスゴミ」とまで揶揄されるようになった。
なぜ?
テレビの現場で何が起きているのかを探るため、
自社の報道部に取材カメラを持ち込み、現場の生の姿を追っていく。
東海テレビ開局60周年記念番組として放送された番組を追加編集して公開。
放送事故とバッシング、番組での失敗、報道の難しさ、内部の人間の角質、
支柱率に頼る悲しさ、出来ない人間の切り捨てなど、赤裸々に見せる。
サラリーマン社会の縮図があぶり出されているのがよかった。
誰も「さよならテレビ」していないのは気になった。
考えさせられる作品。
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