「お百姓さんになりたい」9月28日から第七藝術劇場、京都シネマほか

「お百姓さんになりたい」
自然栽培に取り組む埼玉県三芳町の
明石農園の春夏秋冬、
暮らしを切り取ったドキュメンタリー。
東京の暮らしを捨て、28歳で埼玉に移り住んだ
明石誠一さんの農園では60種もの野菜を育てているが、
有機農法からスタートし、10年前から農薬や除草剤、
肥料も使わないという“自然栽培”にチャレンジしている。
野菜同士が互い助け合い、雑草は刈り取って3年たてば
栄養の詰まった堆肥になる。収穫後の種を採種して
次世代として育成する。野菜自身は虫が付くので
収穫量は低いし効率は悪いが安全な本物の野菜を
食べるためには、この先祖返りの農法は
大切なことである。この考えに共鳴して
明石農園には色んな人が教えを請いにやってくる。
他の農家、メディア、パティシエやカメラマンなど
障がいを持つ人たちも働いている。
“農”による“いのちの営み”を通じて、
共生社会の未来を問い直すシンプルな作品。
大ヒット連ドラ『なつぞら』の小林綾子が
ナレーションを担当している。

9月28日から第七藝術劇場、京都シネマほか