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2019年07月10日15:20

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映画『シ−ド 生命の糧』 7月13日より第七藝術劇場

映画『シ−ド 生命の糧』7月13日より第七藝術劇場
植物は種を作り子孫を増やす。これは1万2千年以上もの間、
世界中の農家人々によって大切に受け継がれてきたルールだ。
人類はその営みの一部を食べて生き残って来た。
しかし、驚くべきことに
20世紀になって94%もの野菜の種子がすでに消滅したという。
気候変動も影響されるが、世界中の種子市場を
大型の企業が独占し操作するようになったことが大きな要因。
市場には遺伝子組替え作物(GMO)が登場し、
種子の組成を著作物として登録することでアメリカはもちろん、
メキシコ、ハワイ、インドなど多くの国々で
農家が自宅で種子を保存し、翌年蒔くことが禁止されるようになった。
そして古くからの農家の伝統が途絶え、人類史上最も早いペースで
種子の多様性が失わ始めた。つまり絶滅しようとしている。
これは人類の"食の根源の一つ"植物の種を、
つまりは人類の未来の糧を守るため作られたドキュメンタリーだ。
トウモロコシの種を守り続けるアメリカの先住民たち。
人類の終末に備え、最大300万種の種を貯蔵できる
永久凍土にあるシードバンク、スヴァールバル世界種子貯蔵庫に
種子を保存する人々。世界中を駆け巡りながら、
種を南米やアフリカなど世界中で収集する植物探究者たち。
それと対比してハワイの農薬汚染、小学校の隣接地での
化学物質散布による街を上げての訴訟問題。外資系種子会社が
インドの農家を食い物にし自殺者を多く出している現状、
メキシコのトウモロコシに圧迫をかけるアメリカの実情などなど、
我々を取り巻く食に対する知られざる事実が明らかになる。
生き残るためには、
質のいい食事をすることが大切。
遺伝子組み換えは人類自身にも影響を及ぼす。
「人間は食べたもので出来ている」のである。
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