映画『誰がための日々』5月18日から元町映画館にて公開

映画『誰がための日々』5月18日から元町映画館にて公開
介護の結果母を亡くし、自らもうつで病院に入院していた
青年の苦悩と希望を描いた人間ドラマ。
婚約者と結婚し家を買い幸せな家族を作る。当たり前の
夢を持っていたトンには寝たきりの母親がいた。
父はお金をくれるだけで出稼ぎ、弟は海外にいた。
トンは会社を辞めて一人で母の世話をしていた。
病気のためか母親はトンにきつく当たる。
ある日、ちょっと目を離したすきに母は亡くなってしまう。
トンはショックのあまりうつ病で精神病院に入院。
1年間の治療を経て観察付きで退院したトンは、
見受け人の父と2人、狭いアパートで新生活をスタートさせるが
二人の溝は埋まらないままだった。
介護、心の病、貧困、周囲の偏見など
現代社会の問題を色濃くあぶり出した香港映画。
脚本のフローレンス・チャンが実際に起こった事件から着想を得て執筆。
監督は本作が初の長編監督作となるウォン・ジョン。
親との確執や介護関係はどこの家庭にもある問題。
他人事ではないと改めて考えさせられる。