世界に名だたる光学機器メーカーオリンパスが起こした損失隠蔽事件の真相に迫ったドキュメンタリー。
2011年、当時社長だったイギリス人、マイケル・ウッドフォードが解雇された。
突然の不当解雇。何故?
総合情報誌「FACTA」はオリンパスが巨額の損失を隠蔽していたことをスクープした。
日本有数の大企業が起こした事件。
イギリス重大不正捜査局やアメリカ連邦捜査局をも巻き込んだこの事件は世界中のメディアで報道された。
アメリカで17年暮らし、これまで短編作品で国際的に評価されてきた
山本兵衛監督が、ウッドフォード氏や、スクープ記事を書いた山口義正記者へのインタビューなど
を通じ、事件の内幕を暴く。
そこには日本の会社組織自身、ひいては日本文化ゆがんだ体質が見えてきた。
それぞれの立場でモノをいっているので、それがすべてとは思わないが
根深いものを感じる。
海外からの視点を大きく扱うことで、会社・管理者上位主義で、まるで戦国時代のような
封建的な日本のひずみがあぶり出されてくる。
最近、次々にニュースになる大手日本企業の問題。
これは一つの事例に過ぎないのか
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