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2020年02月18日09:10

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アムロじゃないんだよ

いつどこだか忘れましたが、随分昔にこんな話を見た事が有ります。

優秀、普通、ダメ(良い表現が出てこない)な社員の比率というのは、大体決まっており、確か2対6対2くらいだそう。
そして優秀な社員だけを残したとしても、結局その中で同じ比率で分かれてしまうのだとか?

評価基準は同じなのかとか、実際にそんな事をしたのか(いきなり社員数が2割程度になれば、立ち行かなくなるのが普通でしょう)など、疑問や胡散臭さだらけですが、集団の中で、そのような現象が起きる事は実感出来ます。

例えば、同じくらいの偏差値だった筈の高校で、卒業までに大きな差が出来るというのもその一面でしょうし、世の中がどう変わろうと、犯罪者はいなくならないというのも別の一面かもしれません。

そしてこれもその一種でしょうか。

私が10代くらいの頃は、アイドルも10代が普通で、20才近くなるとイメージチェンジをはかる…そんなイメージが有りました。
今のアイドルはよく分かりませんが、20代は当然で30過ぎも有りのよう。
そして応援する側も、40代50代は普通みたいです。

それに限らず、私が子供の頃に見ていた40代50代は、今よりもっとしっかりしていたように思います。
勿論、全くしっかりしていない自分を含めての「今」であり、私自身当時と同じ視点で視るのは不可能という事も有るかもしれません。

要するに平均年齢が上がる中で、全体の中でどの年代も相対的に「若い」方へシフトしており、個人の意識がそれに影響受けているのでは?と思うのです。

端的に言えば、前の職場の某紳士服専門店は、20代社員が実に多く、3年目(26〜27才くらい)なら既に中堅のイメージでしたが、今の職場で26〜27才のイメージは「若手」です。

これは「会社」という狭い世界の話ですが、人口全体の構成比の中で、自分の年代がどの辺りなのか?
私の年齢くらいだと、昔は先輩より後輩ばかりだったので、それらしい風格を自然に身につけていったのが、今ではまだまだ先輩が多い為、風格なんかまだ良いや…という意識が働くのかもしれません。

「お前が言うな」というのはさておき、これも少子高齢化の弊害の一つでしょう。

さて
世の中には色々な問題が有りますが、この少子高齢化は日本にとって最大の問題だと思います。

これには、私のように断絶必至…という人が大きく影響しているのは確かですが、色々な対策が行われている筈なのに、何故その効果が上がらないのか?

かつて「機械の数が…」などと発言して問題になった人もいますし、実にデリケートな問題です。

直接的には「時間的、経済的に余裕が無い」が大きいのでしょうか。
しかし、「経済的」という意味では、戦後間もない「団塊の世代」を育てた方の方が、格段に大変だった筈。
そこまで遡らなくても、「三丁目の夕日」の時代(昭和30年代後半)も、今よりずっと大変だったと思いますが、当時は日本全体がまだまだ貧しく、それが普通だったという事は有るかもしれません。

しかし、この頃や私の頃は小学校入学前に保育園という子供は少数派だったように思います。
小学生になっても、「鍵っ子」という言葉が有ったくらいですから、学校から帰宅すれば母親がいる家庭の方が多かったのでしょう。

そして近所には「空き地」や「森」「秘密基地」が有り、近所の子供達と遊ぶ場所に不足しませんでした。

何時間か隣の家で預かってもらう事も有りましたし(私も「隣のおばさん」と出掛けた記憶が有ります)、また、農家だと三世代同居も珍しい事ではありませんでした。

つまり、昔は人も場所も含めて地域全体で子供を育てていた側面が有りましたが、今はある程度の年齢になると家を出るのも普通ですから、「子育て」全体の中で両親だけが占める割合が昔より高くなっているのでしょう。
それでは確かに大変です。

そうした事が所謂モンスターペアレンツを生み出す一因かもしれませんし、その結果、イジメなどの問題が有ったとしても、学校は「臭い物に蓋」という姿勢が助長され、そんな学校に我が子を送り出すのは真っ平…と、ますます子供を持つ事が敬遠されがちに…
そんな悪循環も有るのではないでしょうか。

ネット記事ですから丸飲みには出来ませんが、この話を見ると実に割り切れない想いです。
https://www.mag2.com/p/news/439546?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000001_tue&utm_campaign=mag_9999_0211&trflg=1

「悪い事をすればその報いを受ける」
それが当たり前で「悪い事」をさせない抑止力となる筈なのに、今は加害者側も自ら人権を主張するのが当然なのでしょうか?

もちろん加害者も人権有りますし、それは充分な配慮が必要でしょう。
しかし被害者の人権と加害者の人権が両立し難い点が有れば、被害者側が優先するのが妥当であり、そちらを満たした上で初めて加害者側ではないでしょうか。

まして、文中の加害者の親の態度は「盗人猛々しい」という言葉のとおりです。

面白半分に他人を傷つけておきながら、反省せずに開き直るような子供がいたら、昔なら問答無用にビンタや竹刀です。
それどころか、鉄拳で殴られていたかも…

昨今、「体罰」は完全否定されていますが、なんでもその言葉で纏めて否定してしまうのが適当とは思えません。
自分が痛い目に合わないと、ずっと分からない奴だっているのです。

それを分かるようになる日が来るのか来ないのか、それを被害者はずっと待っている訳にはいきません。

話は些か飛躍しますが、「機動戦士ガンダム」(所謂ファーストガンダム)の中で、アムロがブライトに殴られ、「親にも殴られた事無いのに!」と激昂するシーンが有りました。
当時、アムロが如何に甘やかされて育ってきたのか!という表現と思っていましたが…
今の人はこのシーンをどう見るのか、感想を是非聞いてみたいものです。

日本人は勧善懲悪が好きだと思っていましたが、今はそうではないのでしょうか。
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