去る土曜日は、久々となる輪行でした。
総武線から直通の内房線快速に乗って、君津駅で下車。
君津市にはしょっちゅう来ている私ですが、君津駅を利用したのは2度目か?
目指すは君津&富津市民憩いの山、何年か前に一度来た三舟山です。
山と言っても、標高138mの低山で遊歩道もしっかりしている為、実質は登りも有るハイキングです。
そして里見と北条の大きな戦が行われた山であり、里見はこれに勝った事で、国府台の敗戦以来の劣勢から挽回するきっかけとなりました。
春の気配を感じる為と、あちこちの倒木だらけとなった千葉県の山…ここは大丈夫かな?という「パトロール」が今回の目的です。
さて
千葉駅から館山駅に向かって南下する内房線ですが、木更津駅を出て君津、青堀辺りは西へ向かっています。
そして目指す三舟山は駅から南、つまり進行方向に向かって左なのですが、構内でトイレ行ったりしているうちに方向を見失ってしまったようで…
間違えて北口に出ておりました。
しかもそれに気づかないままスタートし、駅前からこんな登り有るんだなぁ…なんて事も( ̄▽ ̄;)
三舟山まで大した距離ではないので、駅からこっちの方へ向かう…という程度の感覚で走っていたので、けっこう走ってから、あれっ?おかしいな?と地図を見て、初めてそれに気づくと言う…
アホだーーー(/´△`\)
その時点では、なんで駅の北側にいるのか、キツネに騙されたような気分でした(。>д<)
そんな想定外の事も有りましたが、三舟山登山口…というか遊歩道入口に漸く到着!
バイクはすぐ脇の駐車場に置いておく予定でしたが、想定外の事態で遅れ気味だったので、下山後すぐに走り出せるようにバイク持って登る事にしました。
遊歩道ですから、もちろん乗車はせず、押しと担ぎですp(^-^)q
両市民憩いの山だけあって、多くの方とすれ違いました。
そして倒木や崩落なども有りません。
どこもこんなだったら良いのに…
これは河津桜かな?
展望台から君津市街を一望して下山しました。
入口から40分くらいでしょうか。
郡ダム湖を経て、次に向かったのは富津岬。
この先は富津公園となっており、そのまた先端は展望台が立っています
学生だった頃に何度か来ています。
当時は若かったので、甘酸っぱい思い出も有ったような無かったような
( ̄▽ ̄;)
もう正午を回っていたので、公園内のお店で昼食としました。
せっかく海に面した場所にいるので、海の幸のようなものにしよう…と、戴いたのはきす天丼です。
食後は、富津ジャンボプールの脇を抜けて公園の先端に向かいます。
間も無く、懐かしい展望台の姿が見えてきました。
明治通算百年を記念して造られたそう。
最上段からは絶景が…と言いたいところですが、雲が多く、眺望は今一つ。
でも足下の岬の突端はよく見えます。
右が東京湾(内湾)で左が浦賀水道(外湾)。
その先に見えるのが第一海堡、第二海堡。
人工島であり、海上砲台の跡です。
…と30年強振りの場所を味わった後は中の島。
まるでお堀と城山という風情ですが、ここも砲台の跡です。
(少し登って振り返ったところ)
こちらにも展望台が有りますが、現在は登れなくなっていました。
といったところで、夕方から所用が有ったので帰路につく事にしました。
木更津駅へ向かいます。
その途中に有るこの交差点…
こちらからだと直進と右折だけの横向きT字路です。
右折はR465方面で、直進は交差点から先がR16です。
東京近郊を環状に結ぶR16も、この辺りは地方主要道くらいのイメージですが、道路としてのR16はここで終わり、私がいるこちら側は県道です。
そしてR16は、ここから「フェリーなどで代替出来る」海上国道として、横須賀の観音崎へ繋がっている…という事になっています。
確かに此方にも彼方にも近くに港は有るようですが…東京湾を渡るフェリーと言えば、それぞれ同じ市内ながら金谷〜久里浜でしょう。
海上国道の建前と、フェリーの実態に差が有るように感じます。
そんな事をつらつら思いながら先へ進むと、次の交差点で、右折は房総の迷走国道R465、左折は埋立地を縫うように走る県道木更津富津線です。
R16とこの県道は間も無く平行するようになり、大和田で両者が入れ替わり。
この橋は国道と県道の重複区間という事でしょうか。
私も埋立地側へ移ります。
イオンSCの先でR16は右へ曲がりますが、直進方面にも道は続きます。
海浜公園近くで突き当たり、右折すると富士見大橋となります。
この富士見大橋から左前に見えるのが「日本一高い歩道橋」中の島大橋。
なんでも、かつてドラマ「木更津キャッツアイ」に登場し、「若い男女が背負って渡ると結ばれる」という縁起が有るのだとか。
ここを過ぎると木更津港。
船の左手に見えるカマボコ形の建物の辺りが陸自の駐屯地です。
アクアラインマラソンではその近くを走りました。
といったところで木更津駅到着。
バイクを輪行バッグに収納し、あとは電車の旅となりました。
さてタイトルの日本武尊です。
伝説では三浦半島から舟で東京湾を渡る際、嵐に遭遇し、嵐の神を鎮める為に妃の弟橘姫が入水したという事になっています。
富津市から袖ヶ浦市の一帯にはその伝説に纏わる地名(後つけのこじつけも含む)がたくさん有ります。
そもそも、「富津」「君津」「木更津」「袖ヶ浦」の市名も全てこの伝説由来とされています(異説有り)。
富津駅というのは無く、富津市の中心部がどこかよく分かりませんが(市役所は駅近くではない)、比較的街中なのは青堀でしょうか。
内房線に乗っていると、袖ヶ浦駅はやや離れていますが、木更津、君津、青堀はそれぞる隣接駅であり、感覚的にはすぐ近く。
この三市の真ん中である君津市は、奥行きが深く広大ですが、海に面しているのはほんの僅か、新日鉄の製鉄所の辺りだけなのです。
帰路の車内でそれを感じながら、もしこの三市が合併したら、市名は「日本武尊市」か「弟橘市」かな?なんて妄想をしていました(^^;)))
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