1月4日と言えば、新日本プロレスの東京ドーム大会「レッスル・キングダム」の日ですが、今年は4日5日の連日開催となりました。
と偉そうに言っても、観に行った訳ではありません。
内藤が念願の史上初IWGPヘビー&インターコンチネンタルの二冠達成とか
棚橋がジェリコに破れたり
ヒロムがIWGPジュニアチャンピオンに返り咲いたり
平成元年東京ドームデビューの獣神サンダー・ライガーが引退するなど
色々な動きが有りました。
そして、二冠王となった内藤が最後の締めをしようとした際、KENTAが乱入、締めをぶち壊して、ドーム全体を揺るがすような大ブーイングだったそう。
KENTAはあまり好きなレスラーではないですが、プロレスでは流れをどんどん生み出していかねばなりませんから、観客の前でケンカを売るという事は重要です。
そして売られたケンカを買う事もまた重要。
来月の大阪城ホールで、両者のタイトルマッチが決まりました。
天晴れ!
そんな中、「第三世代」の一員である中西が来月引退するそう。
プロレス界にアマレス出身者はたくさんいますが、アマレス時代の実績から言えば、その中でもトップクラスでしょう。
闘魂クラブから新日入りして、藤波のタッグパートナーとしてタッグリーグ戦でプロレスデビュー。
当時は吊りパンにヘッドギアを着けたスタイナーブラザースのようなスタイルでした。
海外武者修行では「クロサワ」というキャラに変身、帰国後は小島とのコンビで活躍します。
この頃は、今とは少々ギャップを感じるような「科学的トレーニング」なんて言葉も口にしていたと思います。
一時期ヒールターンしたり、G1制覇やIWGPチャンピオンとなった事も有りましたが、いつの間にか野人というキャラが定着し、首を怪我してからは思うように動けなくなったようで、活躍しているとは言い難い時期が続いていました。
おそらく、本人が一番もどかしさを感じていた事と思います。
そうか…遂に…(。>д<)
今の新日は30代選手が中心で、40代となるとだんだん主流から離れていくよう。
それは100年に1人の逸材こと棚橋も例外ではありません。
永田はまだ元気そうですが、小島や天山の活躍が見られなくなって久しいように思います。
2人の現役生活も、残り少ないかもしれません。
中西の引退試合は、出来れば全日の秋山と戦って欲しい!
そして「観客の目の前でケンカを売る」という事と、「年齢による衰え」に抵抗しているという両面で、素晴らしいと思うのが「世界一性格が悪い男」こと鈴木みのるです。
永田と同い年ですから、年齢的には第三世代と同じですが、体力的な衰えを感じさせません。
そして現IWGP・USヘビー級王者ジョン・モクスリーにケンカを売り、そして後日モクスリーも乱入という形でケンカを買う…
そして、こちらも大阪城ホールでタイトルマッチ!
流石だ!
鈴木みのるは、新日でプロレスデビューし、新生UWF、プロフェッショナルレスリング藤原組、パンクラスと戦いの場を移していきました。
パンクラスの初期は船木との2トップという印象でしたが、首の負傷から敗北を重ね、様々な確執も有り、一時はもう鈴木みのるは終わりか?と思われました(この頃、GAORAでの中継を観ていました)。
その後、ライガーとの戦いが切っ掛けとなり、プロレスに復帰。
以後、全日に出たり新日で鈴木軍のボスとなるなど、主流ではなくても、水を得た魚のように暴れまわっています。
後から考えれば、藤原組やパンクラスでの鈴木は些か窮屈そうな印象も有りましたから、今の方が合っていたのかもしれません。
大阪城ホールは行けませんが、楽しみなカードばかり!
なお、タイトルの「闘強導夢」は昔のドーム大会名で、読みは「とうきょうどーむ」です。
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