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2020年04月02日22:29

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散策雑感・稲葉振一郎&長谷川裕一トークイベント

代官山蔦屋書店で行われたトークイベント。
平日でしたが夜だったのでなんとか駆け込めました。直近でどうせ満席かと思ったけど、問い合わせたら空いていた(^^)/ 当日も開始時刻になっても空席があり、やはり平日夜と言うことで行きづらい人が多かったのかな。渋谷近くとは言え夜9時回っての終了だと沿線住民でないと帰宅しづらいとか、翌日がきついと諦めた人も居たんだろうな。

稲葉振一郎は社会哲学者。以前「ナウシカ解読」を出し、今回その増補版が出た記念で、「ナウシカ解読」と「ヲタクの遺伝子」で取り上げた漫画家長谷川裕一との対談形式のトークイベントが開催されました。
「終わらない物語」「終わる物語」としてマップストとダイソードを中心に話されました。

SFとアニメ
アニメは大人が子供向けに作っていたのが、'60年代高卒オタク世代に、'80年代には大卒専門学校生が対象になった。
マップスは大風呂敷をきれいに畳めた作品だが、途中何度がやめられるところがあった。またいくらでも後日譚やサイドストーリーを作れる終わらない物語。
ダイソードは結末ありきの終わる物語。だから書き下ろしてまでして書き上げた。

現在連載中のDUSTのコロニーおろしは2、3巻頃に着想。ただいきなりやるにはキャラが弱いのでキャラの成長を待って始めた。
クロスボーンシリーズの主人公の設定について、毎回変えるように意識している。
トビアはニューニュータイプ。
フォントは今のオタク。ちなみにアムロは古いオタク。
アッシュはテダレ・普通の子として設定した。

ネクスシート
「マップスの続編」と「マップスみたいな作品」を編集が行ったり来たりしていたため迷走がある。
姉・妹の関係を逆転。姉・ビメイダーだったのを妹・ビメイダーに幼なじみ・同級生を幼なじみ・姉に。姉の京がああなったのは予定外。金子と共にキャラの暴走の結果。
変化はいずれは死。デジタルは不変。
作中にデス銀河のゲンがデジタルを理解しなかったエピソードがあるようにマップス当時は一般的でなかったモノがネクスシートでは当たり前に。

小説→マンガ→アニメになるほどはったりが必要。逆にロジックは下がる。
寄生獣のあの形態ははったりと思ったらロジックで出来ていた。頭の重さやタンパク質の考察からアノ形が生まれた。と作者から稲葉が聞いたと。
奇跡は多用したくないが、鉄人28号皇帝の紋章のラストは奇跡にしようとしていた。
アニメとマンガの文法の違い
アニメだとコナンが足の指でつまむはあり得ないが勢いで流せる。
マンガだとウソでも北斗神拳、ロジックが必要。

バッドエンド症候群にならないのは。
作家が作品にのめり込みすぎてリアル化、話に詰まる。作品に対して客観化、突き放してみることも必要。

メモ書きから書き起こしているから読み違えているところがあるかも(^^;;

後半は質問に答える形で対話。
最後はサイン会も。やるんだったらSFアニメディアを発掘して持って行ったのに(爆)
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