数える秋田さん

いつだったかもこの日記に“数える秋田さん”について記したことがあったが、最近の秋田興一郎さんのブログ（＊）に、またまた“数える秋田さん”の面目躍如の記述があった。
（＊）https://amanokakeru.hatenablog.jp/
現在連載中の「知の詩情」という評論より。
斎藤茂吉の歌における「あはれ」という語について：「全歌集での平均使用頻度は1.9％、最も頻度の高い歌集は、『赤光』と『つゆじも』の3.7％である」（１月１０日の記事）
小池光の歌における「あはれ」という語について：「歌集別に使用頻度を調べてみると、高いところは、『廃駅』2.6％、『草の庭』2.5％。今までの七歌集で平均すれば、1.7％になる」（１月１１日の記事）

斎藤茂吉、小池光のそれぞれの全歌集のデジタルテキストがあって、「あはれ」で検索すれば直ちに何首かが表示される、というような秘密兵器を秋田さんは備えておられるのだろうか。手作業でこうした頻度を数えようなどとは、まず常人は思わないだろう。

「知の詩情」は全２１回、今日（１月１２日）の記事が７回目である。この先も楽しみに読ませていただこうと思う。


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