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2022年05月13日17:48

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明石焼き,とても美味しそうですね(*˘︶˘*).。.:*♡

 明石焼き(*˘︶˘*).。.:*♡
 卵料理というのは美味しいものですが,その中でも明石焼きは最高の美味ではないか。僕は以前からそう思っています。

 形状からも明らかですが,明石焼きというのはタコ焼きの元になったお料理です。江戸時代から大正自体に掛けて明石では「明石玉」という模造珊瑚が盛んに生産されていました。珊瑚の紛い物といえばその価値を不当に低めた物言いで,天然珊瑚には無い色合いのものを創り出すことも可能でまた天然珊瑚同様に彫刻を施せたこともあり,その美しさは中国・朝鮮にまで広く知られていたということです。現在ではもう生産されてはいませんが,郷土の生んだ偉大な美術品として明石ではその優れた作品を観ることが出来ると聞いております。
 優れた工芸品・美術品として復興させようという動きは無いものなのでしょうか。そうした取組が行われることを,僕は一人の美術好きとして心から期待してしまいます。

 その明石玉の生産には,卵白が使われました。明石玉には色々な生産方法があって,硝石や滑石を練り固めて作るもの,そして米粉を練り固めたものに水牛の角を貼って作るものがありましたが,いずれも接着剤として鶏卵の白身を使用していたのだそうです。当然ながら卵黄は余ってしまうのですが,現代と異なり当時の鶏卵というのは高級食材でした。右大臣や太政大臣・内大臣などを歴任した三条実美がお祝いごとの引き物に鶏卵を配ったという話が今に伝わるほどです。当然ながら,余った卵黄を無駄にするなどということは考えられない話でした。そこで余りの卵黄に明石名物である蛸を具に入れて焼き,それをだし汁に漬けて頂くという明石焼きが生まれたのだということが言われています。因みにだし汁は当初「焼きたてで熱い明石焼きを冷ますために」ということで冷たいものを添えたそうですが,これは温かなだし汁を好む人も居るということで後にお店の考えやお客の好みで対応が分かれたということです。
 因みにこれを食べた大阪の人がその美味に感心して模倣しようと考えたものの,明石玉の副産物として卵黄を入手出来た明石とは異なり大阪では鶏卵をふんだんに使うことは難しかったので,代わりに小麦粉を溶いたもので作ったのがタコ焼きだとされていますね。こちらはだし汁ではなくソース味で頂くことは,皆様もよくご存じのことと思います。

 そんな明石焼きを家で作るという発想はありませんでした。これは僕が関東の生まれだからでしょうか。大阪をはじめとする関西では家にタコ焼き器を持っていてホームパーディなどでタコ焼きを作るというのは珍しくないそうですね。僕も昔学生時代に,ゼミの打ち上げで関西出身の友人からタコ焼きを振る舞われたことがあります。
 具体的なレシピを見てみると,こちらでは全卵を使用していますね。卵白を無駄にしないためにはこれも一案ですが,卵白だけをお菓子などに使うことで卵黄のみの明石焼きにもチャレンジしてみたいところです。蛸はボイルのものを使うのなら,魚屋さんで買ってくれば良いから簡単ですね。意外なのはだし汁の作り方で,顆粒だしと醤油と水とをレンジで温めれば良いという簡便さには正直驚きました!(。・о・。)!

 我が家にはタコ焼き器はありませんが,例のゼミの友人によると「全く安価」とのことなので僕も買ってきてやってみたいと思っています。明石焼き意外にタコ焼きも焼けるのですから,頻繁に活躍してもらうことも出来そうですね(﹡ˆ ᴗ ˆ﹡)



フワトロおいしい明石焼き
https://www.kurashiru.com/recipes/1781d80c-9313-422b-9485-b22af1d616e0
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