mixiユーザー(id:20452152)
2022年05月12日21:32
123 view
｢須藤本家｣蔵開きのニュースを読んで，こんなことを思いました(◍•ᴗ•◍)
茨城県の誇る日本最古の酒蔵である｢須藤本家｣の蔵開きのニュースを読みました(◍•ᴗ•◍)
皆様は日本酒はお好きでしょうか。｢酒｣という言葉は｢日本酒｣と｢アルコール飲料全般｣という２つの意味を持っていますね。これは｢ご飯｣という言葉が｢お米を炊いたもの｣と｢食事｣という二つの意味を持つのと同様で，日本人にとってご飯といえばまずお米を炊いたもの，お酒といえば同じくお米を醸造したものが何よりも重要だと考えられていたという証でしょう。
全くの余談ですが，昔，大阪の方と雑談をしていた際に｢大阪旅行に参りました｣と話をしたところ｢大阪では何が印象に残ったかね｣と尋ねられました。大阪では何を頂いても美味しくて大満足していた僕は｢ご飯が最高に美味しくて
｣とお話したところ，その方が｢さて，何処のお米を使っているお店だったのかな(・・?)｣と考え込んでしまい｢お食事が最高でした｣と言い直すと同時に｢『ご飯』という言葉には２つの意味があるのだっけ｣と改めて思い出させられたものです。
そんな日本酒ですが，残念なことに最近はあまり消費が盛んではないようです。僕の大学時代の旧友にも実家が東北の有名な酒蔵という人が居て，僕なども実際に取り寄せて賞味させて頂いたことがあるのですが，社会人になってからその酒蔵が倒産してしまったというニュースを知って愕然としたのを覚えています。実際，若い人と飲みに行っても彼らが日本酒を飲んでいるのを見る機会は殆どありません。かく言う僕はと言えば日本酒を頂くことは勿論あるし｢美味しいな｣とも感じるのですが，ワインや各種蒸留酒の味を覚えてしまったこともあって，やはり日本酒を頂く機会はあまり多くありません。
しかしこちらの｢須藤本家｣のお酒は全く別格です。｢茨城県の誇る，平安時代には既に創業されていた日本最古の酒蔵だから｣ということを抜きにしても，僕は見掛けたら必ず頂いてしまいます。実際に日本国内はもとよりアメリカやフランスでも高く評価されていて，フランスの高級レストランなどでも取り扱いがあると聞いております。日本酒と日本料理との相性が良いのは当然の話ですが，こちらの｢須藤本家｣のお酒はフレンチとの相性も大変に良いということがよく指摘されていますね。実際，アメリカやフランスで召し上がる方は必ずしも和食に合わせるわけではなく，現地のお料理にこのお酒を合わせることも珍しくないようです。
具体的にはどのようなお酒なのかというと仄かな芳香があってサラリと幾らでも飲めてしまい，日本酒の味や吟醸香のあまり得意ではない方でも｢何と美味しい｣と感じることが珍しくないようです。実際に僕も若い友人達との会食中に｢須藤本家｣のお酒を見掛けて自分でも頂いてから周囲にも勧めると｢日本酒かぁ(*´･ω･)｣という顔をするものの，付き合いに一口飲むや｢!(｡･о･｡)!｣｢٩(๑˃̵ᴗ˂̵๑)۶ °｣と表情を一変させるのを何度も見掛けています。一番極端だったのは或る若い女性で｢何て美味しいお酒なの(๑˃̵ᴗ˂̵)｣と言って自分も注文し，クイクイとあっという間に全部飲み干してしまいました。そういえばアルコール飲料全般が大の苦手だった僕の母も，父と僕とが｢須藤本家｣のお酒で晩酌をしていると必ず｢お相伴に(^^♪｣と言って軽く飲んでいたものです。
そんな｢須藤本家｣，茨城県の誇る郷土の名産としてもっともっと広く知られて欲しいなぁ，というのが以前からの僕の願いでした。無論，酒蔵というのは別段珍しいものではなく，日本酒の消費が減ってしまった現在においても，かつては寒冷な気候のために米の生産が難しかった北海道から，温暖過ぎる気候の関係で日本酒の醸造が難しくむしろ美味な各種焼酎で知られる鹿児島県や沖縄県に至るまで，全国津々浦々に存在します。｢須藤本家｣は平安時代から続く日本最古の酒蔵ですが，それだけでは郷土の名産品として売り出すのには力不足かもしれませんね。
しかし｢須藤本家｣の特徴はそれだけではありません。日本酒の醸造において原材料の米が極めて重要であることは言うまでもありませんが，この米について｢全国から良いものを取り寄せる｣傾向があるようです。したがって｢○○地域のお酒｣といっても，必ずしもその地域で収穫されたお米を使っているとは限りません。先述のとおりかつてはお米の生産が難しかった北海道にも酒蔵があるのはこのためでしょう。この点，地域で獲れた葡萄を使うことに強い拘りを持つヨーロッパのワイナリーとは著しい対照を示していると言えます。たとえばフランスはワイン生産の盛んな国ですが比較的寒冷なブルターニュ地方やノルマンディー地方ではあまり葡萄が獲れず，このためこの地方では今も林檎を使った｢シードル｣というお酒が名産となっていますね。そんな中で｢須藤本家｣は同社のホームページで｢地元笠間産コシヒカリ100％で、醸造しています｣｢原料米は全て収穫後5ヶ月以内の半径5�勸米發亮鯊△汎碓豐超�で収穫された新米のみを使用｣と明言しており，地域の材料を同じ地域で醸造したまさに｢地域の酒｣と称することが可能な日本酒を醸造しています。因みに水についても｢須藤本家｣工場内に800年も前からある井戸のものを使用しており，まさに｢笠間の米と水で作られた，笠間の酒｣と称すべき存在と言えるでしょう。これは郷土の誇り・郷土の名産として売り出す上でこの上も無い強みであることは言うまでもありません。
そしてこれは全くの偶然ながら｢須藤本家｣の所在地は笠間市です。言うまでも無く笠間市は笠間焼の名産地であり，確認したところ各種の酒器も生産されています。つまり｢笠間の米と水で作られた笠間の酒を，笠間の酒器で頂く｣ことも可能なわけで，その裾野は更に広げていける存在です。
そんなことを思ううちに，僕も｢須藤本家｣の酒蔵を見学してみたいと強く感じるようになりました。酒蔵見学というのは日本酒に限らず，たとえば北海道余市町の｢ニッカウヰスキー 余市蒸溜所｣などでも人気のツアーになっていますね。そうして訪ねてきたお客さんたちは醸造の現場について知識と関心とを深め，多くの場合にはお土産にお酒を購入していきます。僕は｢須藤本家｣のお酒の美味をよく知っていますが，まだそれを知らぬお客さんたちを大勢見学にお招きし郷土の誇る酒蔵の美酒のファンになって頂けたら，それは地域振興に大いに資することでしょう。そして郷土を愛する者としても，こんなに嬉しいことはありませんね♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
新酒 感謝の試飲会 笠間「須藤本家」が蔵開き
https:/
須藤本家株式会社
http://
皆様は日本酒はお好きでしょうか。｢酒｣という言葉は｢日本酒｣と｢アルコール飲料全般｣という２つの意味を持っていますね。これは｢ご飯｣という言葉が｢お米を炊いたもの｣と｢食事｣という二つの意味を持つのと同様で，日本人にとってご飯といえばまずお米を炊いたもの，お酒といえば同じくお米を醸造したものが何よりも重要だと考えられていたという証でしょう。
全くの余談ですが，昔，大阪の方と雑談をしていた際に｢大阪旅行に参りました｣と話をしたところ｢大阪では何が印象に残ったかね｣と尋ねられました。大阪では何を頂いても美味しくて大満足していた僕は｢ご飯が最高に美味しくて
｣とお話したところ，その方が｢さて，何処のお米を使っているお店だったのかな(・・?)｣と考え込んでしまい｢お食事が最高でした｣と言い直すと同時に｢『ご飯』という言葉には２つの意味があるのだっけ｣と改めて思い出させられたものです。
そんな日本酒ですが，残念なことに最近はあまり消費が盛んではないようです。僕の大学時代の旧友にも実家が東北の有名な酒蔵という人が居て，僕なども実際に取り寄せて賞味させて頂いたことがあるのですが，社会人になってからその酒蔵が倒産してしまったというニュースを知って愕然としたのを覚えています。実際，若い人と飲みに行っても彼らが日本酒を飲んでいるのを見る機会は殆どありません。かく言う僕はと言えば日本酒を頂くことは勿論あるし｢美味しいな｣とも感じるのですが，ワインや各種蒸留酒の味を覚えてしまったこともあって，やはり日本酒を頂く機会はあまり多くありません。
しかしこちらの｢須藤本家｣のお酒は全く別格です。｢茨城県の誇る，平安時代には既に創業されていた日本最古の酒蔵だから｣ということを抜きにしても，僕は見掛けたら必ず頂いてしまいます。実際に日本国内はもとよりアメリカやフランスでも高く評価されていて，フランスの高級レストランなどでも取り扱いがあると聞いております。日本酒と日本料理との相性が良いのは当然の話ですが，こちらの｢須藤本家｣のお酒はフレンチとの相性も大変に良いということがよく指摘されていますね。実際，アメリカやフランスで召し上がる方は必ずしも和食に合わせるわけではなく，現地のお料理にこのお酒を合わせることも珍しくないようです。
具体的にはどのようなお酒なのかというと仄かな芳香があってサラリと幾らでも飲めてしまい，日本酒の味や吟醸香のあまり得意ではない方でも｢何と美味しい｣と感じることが珍しくないようです。実際に僕も若い友人達との会食中に｢須藤本家｣のお酒を見掛けて自分でも頂いてから周囲にも勧めると｢日本酒かぁ(*´･ω･)｣という顔をするものの，付き合いに一口飲むや｢!(｡･о･｡)!｣｢٩(๑˃̵ᴗ˂̵๑)۶ °｣と表情を一変させるのを何度も見掛けています。一番極端だったのは或る若い女性で｢何て美味しいお酒なの(๑˃̵ᴗ˂̵)｣と言って自分も注文し，クイクイとあっという間に全部飲み干してしまいました。そういえばアルコール飲料全般が大の苦手だった僕の母も，父と僕とが｢須藤本家｣のお酒で晩酌をしていると必ず｢お相伴に(^^♪｣と言って軽く飲んでいたものです。
そんな｢須藤本家｣，茨城県の誇る郷土の名産としてもっともっと広く知られて欲しいなぁ，というのが以前からの僕の願いでした。無論，酒蔵というのは別段珍しいものではなく，日本酒の消費が減ってしまった現在においても，かつては寒冷な気候のために米の生産が難しかった北海道から，温暖過ぎる気候の関係で日本酒の醸造が難しくむしろ美味な各種焼酎で知られる鹿児島県や沖縄県に至るまで，全国津々浦々に存在します。｢須藤本家｣は平安時代から続く日本最古の酒蔵ですが，それだけでは郷土の名産品として売り出すのには力不足かもしれませんね。
しかし｢須藤本家｣の特徴はそれだけではありません。日本酒の醸造において原材料の米が極めて重要であることは言うまでもありませんが，この米について｢全国から良いものを取り寄せる｣傾向があるようです。したがって｢○○地域のお酒｣といっても，必ずしもその地域で収穫されたお米を使っているとは限りません。先述のとおりかつてはお米の生産が難しかった北海道にも酒蔵があるのはこのためでしょう。この点，地域で獲れた葡萄を使うことに強い拘りを持つヨーロッパのワイナリーとは著しい対照を示していると言えます。たとえばフランスはワイン生産の盛んな国ですが比較的寒冷なブルターニュ地方やノルマンディー地方ではあまり葡萄が獲れず，このためこの地方では今も林檎を使った｢シードル｣というお酒が名産となっていますね。そんな中で｢須藤本家｣は同社のホームページで｢地元笠間産コシヒカリ100％で、醸造しています｣｢原料米は全て収穫後5ヶ月以内の半径5�勸米發亮鯊△汎碓豐超�で収穫された新米のみを使用｣と明言しており，地域の材料を同じ地域で醸造したまさに｢地域の酒｣と称することが可能な日本酒を醸造しています。因みに水についても｢須藤本家｣工場内に800年も前からある井戸のものを使用しており，まさに｢笠間の米と水で作られた，笠間の酒｣と称すべき存在と言えるでしょう。これは郷土の誇り・郷土の名産として売り出す上でこの上も無い強みであることは言うまでもありません。
そしてこれは全くの偶然ながら｢須藤本家｣の所在地は笠間市です。言うまでも無く笠間市は笠間焼の名産地であり，確認したところ各種の酒器も生産されています。つまり｢笠間の米と水で作られた笠間の酒を，笠間の酒器で頂く｣ことも可能なわけで，その裾野は更に広げていける存在です。
そんなことを思ううちに，僕も｢須藤本家｣の酒蔵を見学してみたいと強く感じるようになりました。酒蔵見学というのは日本酒に限らず，たとえば北海道余市町の｢ニッカウヰスキー 余市蒸溜所｣などでも人気のツアーになっていますね。そうして訪ねてきたお客さんたちは醸造の現場について知識と関心とを深め，多くの場合にはお土産にお酒を購入していきます。僕は｢須藤本家｣のお酒の美味をよく知っていますが，まだそれを知らぬお客さんたちを大勢見学にお招きし郷土の誇る酒蔵の美酒のファンになって頂けたら，それは地域振興に大いに資することでしょう。そして郷土を愛する者としても，こんなに嬉しいことはありませんね♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
新酒 感謝の試飲会 笠間「須藤本家」が蔵開き
https:/
須藤本家株式会社
http://
0
0
最近の日記
- オーブンを使って作る清蒸，美味しそうです…
2024年04月27日06:22
- ゲームで学ぶ林業，とても良いアイデアかも…
2024年04月26日16:31
- 筍と竹を組み合わせた炊き込みご飯，好奇心…
2024年04月25日23:55
- どうやら順調なようですね…水戸みやぎん寄…
2024年04月24日13:53
- 夏が来る前に予習しておきたいですね，レモ…
2024年04月23日16:28
ログインしてコメントを確認・投稿する