先日、マリーンズのファン感が催され、同日に気になっていた大地の動向も決まり、2019年シーズンも終わったなぁって感じになったのでちょっと今年を振り返ってみようかなという気分になったので軽く書いてみる。
☆総評
今年のマリーンズはシーズンの序盤から主力選手が躓き、落ち着いて戦うことができなかった。
主力の躓きはシーズン終盤まで続き、慌ただしいまま終わった。
ただ、今年は主力の穴を埋める選手がポツポツ出てきて終盤までクライマックス争いに参加できた。
マリーンズの課題である交流戦以降の失速も今年は抑えられ、観ている側からすると最後まで楽しめたシーズンになった。
ただ、主力の穴を埋めた選手に持久力がなく、主力からレギュラーを奪うところまでいけないのが歯がゆかったなぁ
最終戦、井口監督が一言、力不足という言葉を吐いたが、その一言が今のマリーンズを表していると思う。
もし主力達がが1年間しっかり戦えていればギリギリクライマックスには出られただろう。
けど、主力達の力に頼っていてはチームの成長はこの代で終わり。
再び1年間戦えるチームを作り直すには相当な時間がかかる。
そういう意味で今年は主力以外の選手らの力を伸ばし経験を積ませるいい年になったと思う。
今年は後一歩でクライマックスに出られる所まで行ったが、最後の一歩を踏み出せず力尽きた。
9月最後のクライマックス進出をかけたイーグルスとの直接対決、あそこで手も足も出せなかなった。
あの敗戦で痛感した。今のマリーンズはまだクライマックスに行くには力が足りないんだと。
伊東政権時代、監督の必死のやりくりによって何度かクライマックスシリーズに出場できたが、あれは主力の経験値が一定以上あったのと監督の手腕あってこそ成し遂げられたもの。
伊東政権時代、なんでこんなボロボロのチームがクライマックスに出られるんだ? クライマックス進出って大したものじゃないんじゃないかもなと思ったりしたけど、今年のシーズンを見て、やはりクライマックスは力のあるチームしか出られないんだなと実感したね。
今のチームは主力も控えも1年間戦える所まできていないし、監督もまだ未熟。
上位を狙える力量を持ってはいるけどまだ鍛えが足りてない。
マリーンズはちょっとユルい所があるので向上心があるのかどうか心配になる
でも、最終戦、クライマックス進出の僅かな望みを絶たれ、しかも優勝を目の前にしたライオンズに惨敗、最終戦セレモニーを前に目の前で胴上げを見せられ、優勝セレモニーをマリンのグラウンドでやられ、散々な試合になったが、これはいい発奮材料になるんじゃないかと思った。
ここまでケチョンケチョンにされてヤル気に火がつかないようならプロとして終わってると思う。
来年に向けてもっと高いレベルを目指して行ってもらえたらきっと今年よりエキサイティングなシーズンになるはず
井口監督も来年3年目、この2年を無駄にしないようにしっかり策を練って来年に挑んでもらいたい。
正直、去年、今年と井口イズムみたいなものが戦いから感じられない。
目の前の事に手一杯って感じなんだよね〜
世代交代と若い戦力の底上げを目指してるような感じは受け取れるんだけど、思い通りには行ってない
来年が勝負の年、さて、どうなるかだね。
☆投手編
投手に関しては今年も先発に苦労したね
開幕投手を毎年投げている涌井から石川に変えたりしたが流れは変わらず、どころか悪くなる一方
石川、ボルシンガー、有吉、涌井、ブランドン、小島で回したローテも一回で崩壊
翌週のローテでいきなり石川、ボルシンガーが脱落
岩下、二木、有吉、涌井と大きく変わった。
石川とボルシンガーは短期間で復帰し、暫くは岩下、二木、ボルシンガー、石川、涌井と5人でローテを回すことになったが成績は奮わず、ほどなくして有吉が故障で離脱、シーズンを棒にすることになった
先発が安定しないなか、春先踏ん張ったのは意外にも涌井。良くもなく、悪くもなくといった感じだったけど、ボロボロの先発陣の中でひとり奮闘していた。
……まぁ、春先以降はどんどん落ちていって踏ん張りの効かないピッチングでただローテを埋めるだけの存在になってしまったが……
涌井も衰えには勝てず、今のままではオーラがあるだけの選手になってしまうだろうね。
なんとかピッチングのスタイルを変えていかないといけないだろう。
それに比べ、石川なんかはシーズン序盤から中盤まで絶不調であったけれど、終盤に調子を上げて夏場以降、落ち気味になるチームを支えた。
こう比べると石川はまだまだ大丈夫そうだね。
まぁでも今年の先発陣の崩壊の仕方は酷かった。
それでもなんとか飛び続けられたのはダメダメな主力先発陣の代わりに出てきた若い選手らのお陰かな。
特に種市が先発に回ってきてから若い選手らに希望を見いだせるようになってきた。
種市、岩下、二木、土肥、小島、佐々木……
不安定だからこそチャンスを貰えた選手らがいいピッチングを披露し、チームをギリギリの所で支えた。
岩下と二木は終盤ちょっと苦しくなったけどね。
まだなんとかなる年齢だと思うんで力を伸ばしてほしい。
さて、一方、そんな不安定な先発陣の尻拭いをさせられた中継ぎ陣であるが、今年もシーズン序盤からフル稼働
先発陣は5回か6回しかもたないので毎日のように仕事させられたよね
ブルペンの中でローテができてしまうくらい過酷な一年。マリーンズを支えたのはこのチームBだろう。
ブルペンの中で序盤印象的だったのは田中靖、東條、松永、種市かな。
種市は中継ぎでも光って見えた。
勢いある球で抑えにいくあの躍動感は見るものを魅了する
去年は一軍のマウンドに上げてもらっても未熟さばかり目立ってあまりいい印象はなかったけど、本当、一皮剥けたという感じ。
一皮剥けたと言えば東條も変わったね。
個人的にノーコンで使えないピッチャーって印象があったんだけど、今年は思いきりが良くて魔球のようなスライダーを武器にピンチをピシャッと抑えたりして、その変貌ぶりに感動さえ覚えた
田中と松永は凄いときは凄いけど、ダメになるともうどうしようもない。今年は数々のピンチを救ってくれたが、やっぱりそういうのは変わらなかった。
ここが信用しきれないところなんだね。
唐川もセットアッパーで心機一転頑張ったけど、やっぱりダメになると……
後、酒居も期待されながら力を出しきれずに空回りしてる感じがあって、ちょっと残念に思ったりしたかな
益田もクローザーとして厳しい試合こなしたけど、6月くらいに泥沼にはまって、ちょっと厳しさを感じた。
ただ、細川が抑えキャッチャーに入ってから少しずつ落ち着いてきて終盤までなんとか乗りきったね。
過酷な環境のブルペン、でも、爽快だったのはブルペンデーの試合。
唐川をスターターで1イニング投げさせた後の見事な継投。試合も勝ったし、気分良かった。
ブルペンには色んな選手が出たり入ったり。
選手の登録、末梢の表見ると殆どがピッチャーだったりしたね
そんな中で輝きを見せた選手もぽつりぽつり
中村稔、東妻、永野、渡邉、といった若手、西野、南といった復活を目指す中堅。
西野は終盤、先発に復帰して奮闘してくれたね。
後、チェンも崩れた試合を落ち着かせて流れを呼び寄せる粘りのピッチングを見せたりしてくれた。
中継ぎだからいいピッチングも悪いピッチングも数多くあってどれを評価したらいいか悩むけど、中継ぎのピッチングは勝敗に大きな影響及ぼすからね〜
ダメな時のピッチングもピンチをしのいだ時のピッチングも印象に残る。
東妻とかは魅力的な球持ってるんだけど、いかんせんコントロールが悪く、ビシッと抑えた時は物凄いピッチャーに思えるんだけど、制球難で自滅した時はどうしようもないピッチャーって評価になってしまう
でも、マリーンズのピッチャーは全体的にコントロールは甘めで思いきり投げ込めという教え方してるのか、勝負どころでの打者との厳しいやり取りに勝てない印象がある。
思いきり投げ込むのは大事だけど、最低限のコントロールはやはりつけてもらいたいね。
観ている方は本当にハラハライライラして見てる
ただ、全体的にピッチャーはもう少し確実性が増せばいい感じになる気がする。
今年は色んなピッチャーが観れて面白かった。
二軍がメインのピッチャー達も力はあると思うので踏ん張ってほしい
と、言うわけで今日はここまで。
つぎは野手陣を振り返ります
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