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2022年06月24日15:13

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Crimes of the Future 2022年作品

7.5/10
デヴィッド・クローネンバーグ監督脚本
ヴィゴ・モーテンセン レア・セドゥ
クリステン・スチュワート スコット・スピードマン

1970年の 「Crimes of the Future」と同名ではあるが直接の繋がりはない
クローネンバーグの最新作。
ヴィゴ・モーテンセンというミューズを手にしたクローネンバーグであるが
近年は肉体の変容をテーマにした作品は無くなってしまい、
息子のブランドンの方が、父親の初期の作品を模倣したような作品を
作っていて、ファンとしては息子の作品で飢えをしのいでいたが、
本物を観たいという気持ちは高まるばかりだった。
そんな中での本作の登場に歓喜した人も多いと思う。
まず新しい臓器を勝手に体の中で作られるようになった主人公
(モーテンセン)というのは、 「ラビッド」「ザ・ブルード」のような
肉体の変容を引き継いでいるし、
主人公は臓器を摘出されるパフォーマンス・アーティストなのだけれど、
その手術がSEXと同義という態度は「戦慄の絆」や「クラッシュ」から
来ていると思う。
LifeFormWareの扱うBreak Faster chairsや手術台は「裸のランチ」
「イグジステンズ」のそれに酷似している。
主人公はneo-oganを取り除くことで、もとの人間であることから
脱却できていないのだけれど、neo-oganを受け入れることは
「ヴィデオドローム」のテーマだろう。
これだけクローネンバーグの要素を盛り込んでいるのだから、
ファンとしては満足。ただ何度か観て内容を咀嚼する必要があるし、
クローネンバーグの映画というのはそうして楽しむものだと思う。
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