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2020年09月12日12:31

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懇切丁寧に全編説明セリフの『バックトゥーザフィーチャー』

酷い夏バテで体調すっかり崩して寝込んでいる。
かろうじてパソコンの前に座れるようになったので、溜まっていた映画鑑賞日記を。遅ればせながら一か月前のお盆に見たものを忘れないうちに書いておく。

8月のお盆には娘が一週間も帰省してくれた。
娘がいると親としての自分を見張られているようで、たかが家事でも頑張らなければと気合が入る。夫も娘に心配かけまいと風呂掃除を念入りにやっている。
いつも家では邦画やアニメのDVDを観るのが習慣になっているので、「どんなのが観たい?」と訊いたら、娘は、「うちに『バック・トゥ・ザ・フューチャー』て、ある?」。
もちろん。SFは当然持っている。
「何で?」
「いや、まだ見てないから・・・」
それで今回は珍しくアメリカ映画を見ることにした。


〇『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985/ロバート・ゼメキス)116分。
〇『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989/ロバート・ゼメキス)108分。
〇『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(1990/ロバート・ゼメキス)118分。
説明の必要もない有名な三部作。
一気に三本見たりして。勿論私は三作とも映画館で鑑賞している。が、改めてみると凄い。
何が凄いって、娘が観終わって感心したように言った。「すごい・・・最初から終いまで説明セリフだ」と。
その通り。
しかも博士の恋物語になる三作目では「説明セリフ+自己紹介セリフ」だ。

夫は、「多民族国家アメリカでは時空を超えるなんてことは、このくらいくどい説明が必要なんだ」と弁護していたが、あれだけ口に出して何でもかんでも説明したら人間ドラマなど皆無だ。観客は何も考えなくていい。
おまけに、前半は恋物語でクライマックスはアクションという昔の活劇映画の作り方を踏襲しているという・・・。こんなにクラシックな娯楽作品だったか。

説明のみの作品を面白くしているのはやはり役者の力量だろう。特に博士役のクリストファー・ロイドが魅力的だ。博士が物語を引っ張って行く。
またポリコレ以前だから、いわゆる「古き良き時代のアメリカ」を楽しめる。
私は一作目と三作目が好き。
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