「原爆忌 熱きベランダに トマトもぐ」

猛暑になった。
こんな日に広島は火柱に包まれた。広島の川は死体で埋め尽くされた。
山内監督のお兄さんも原爆の被害に遭った。病院で「悔しい」と血の涙を流して亡くなったとか。
「本当に血の涙が流れるんですよ・・・」と山内監督は私に語ってくれた。そして山内監督もガンで亡くなった。

核兵器は無差別大量殺戮兵器だから廃絶して当然だ。
が、原爆落としたのはアメリカだ。いま核ミサイルを撃つぞ撃つぞと脅しているのは北朝鮮だ。デモの方々が「核廃絶」を訴えるのなら相手はアメリカと北朝鮮だろ。
だが、それはスルー。そんな怪しげな「平和」活動に乗せられてはいけない。
うちのアホ親父は共産党員だったから、「共産主義国の核は正しい」と言い張ってた。50年前は中国の核実験で幾度も関西地方に放射能汚染された雨が降ったというのにね。

とにかく敗戦後にGHQがやって来て、「原爆投下を非難してはいけない」と御命令してくださった。
それで日本は自虐史的反戦映画しか撮れなくなった。邦画はいまだに「原爆落とされたのは戦争始めた日本が悪いからだ」とGHQのご指導を遵守して描き続けている。
アジア各国を何世紀も前から植民地支配してたのは欧米列強なのですが？アジアから白人を追い出したのは日本なんですが・・・？
そう日本が反論しようにも、アメリカにとって都合の悪いニュースフィルムはすべて接収され、いまだ返還されていない。

ともかく原爆は新型爆弾の人体実験として落とされた。
二か月後にアメリカの調査団がやって来て被害を調べ始めたから。これはドキュメンタリーフィルムとして遺っている。

核兵器どころか、いま中国は無差別コロナ・テロで世界を乗っ取ろうとしてる。
「平和」とは何ぞや？　戦争と戦争の合間のことか？

ともかく・・・今日は原爆被害に遭われた方々のご冥福を祈ります。