mixiユーザー(id:2027350)

2020年05月01日01:20

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いきなりの初夏

いきなり暑くなった。
この三日間、毎日毛布を洗って干して、冬物を片付けて、保存食をアレコレ作って、花を植え替えて・・・等々。
そいでもって『JIN―仁』(2009)『JIN―仁 完結編』(2011)のDVDを引っ張り出して全話観てたりする。

皆さんご存知の通り、医者がタイムスリップして江戸時代行って伝染病を直したりする、たいへんタイムリーな内容だ。仁先生は江戸の庶民に「隔離と予防さえすれば、むやみに恐れることは無い!」と教える。
仁先生は梅毒患者を助けるためにペニシリンまで作るわ、外科手術で神業を見せつけるわで、話の持って行き方もキャラの作り方もたいへん面白い。ギャラリーがいちいち感動して仁先生を持ち上げるやり方は「ガラスの仮面」方式だ。
だが、たびたび「神は乗り越えられる試練しか与えない!」と臭いセリフが吐かれるので、ウンザリして本放送では観てなかった。この臭いセリフさえなければ大傑作のドラマだ。
俳優たちはこれでもかってほど熱演で、こちらは臭さを通り越して感動を呼ぶ。特に相棒症候群の私は仁先生と龍馬の凸凹コンビがたまらん。
セットも衣装も色調が明るく、映像が美しい。屋外での撮影は息が真っ白だ。セリフを言い合う二人の間にトンボがうろうろ飛んでいる。こんなトンボ、いまなら消してしまうかもしれない。

それにしてもいま、なぜこのレベルのドラマが作れなくなったのだろう?
予算か?
しかし超低予算のヨシヒコは面白かったので、予算だけが理由ではない。
やはり役者か?脚本か?演出か?
それとも、何でもありの融通がまだ利いた時代だったからか?意識高い系のクレーマーが局に苦情を言っても気に留めない時代だったのかもしれない。
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