分かりすぎる

皆さんも日頃から住んでる場所の避難訓練に参加してみることをお勧めします。
やってみると分かるんですが、基本は避難してきた人が中心となって運営する仕組みです。
担当者がいて世話をやいてくれるなんて思ったら大間違い。

それはつまり、若い人は他人のお年寄りの世話をさせられ、基本的にコキ使われるってことです。
この人みたいにのんびり寝てる時間なんてありませんよ。避難者が少なければ別ですけどね。
それがイヤになって例えば途中で避難所を抜けようとしても、一度抜けたら再度避難所へ戻ることはできないというルールがあるので、抜けづらいんです。
若い人は覚悟して行くしかありませんよ。

自分が参加した避難訓練では、避難所の学校へみんなで歩く→屋上への階段を上る為の鍵の位置確認→屋上へ上る→避難所の体育館へ→避難所設営の準備を全員でやる→住んでいる丁ごとにまとまって座る→終わり。

でしたね。
男女の区分けすらないし、知的障害のある人の隔離場所もありません。近所の見知らぬ男性と隣り合わせで寝泊まりしなきゃならないわけで、若い女性や小さい女の子が性被害に遭うのも仕方ない作りです。

消防の方があらかた説明を終えたあと「何か質問のある方いますか？」とおっしゃったので、
40代くらいの女性が手を上げて、「男女を分けたりしないんでしょうか？」と質問したら、なぜか周りから半笑いされてました。
お前がそれ気にするのかよババアwww的な笑いでしたね。

消防の方から「男女の区分けはありません。貴女気になるんですか？」とこれまた半笑いで返された女性は、
「うちの娘は10歳ですが、先日学校帰りに変質者に押し倒されました。幸い被害は無かったですが犯人は捕まってません。それに、そこの３丁目のエリアに座っている◯◯さん、しつこく近所の小さな女の子に付きまとってますよね？知的障害があると聞いてますが、同じ空間で大丈夫なんですか？」と続けたので、一変して静まり返り皆その◯◯さんに注目しました。

確かにパッと見で分かるほどおかしな様子の人で、40歳くらいのオジサンでしたが、注目されてるのも理解してないのか親御さんらしきおばあさんにもたれ掛かってアメかなんかボリボリ食べてましたね。

消防の方が何やら後ろの町役場の方とヒソヒソ話し合ったあと、「検討します」とだけ言って、そそくさと後ろに下がってしまいましたね。その後は結局男女の区分けするのかしないのか曖昧なまま、防災におけるオーラルケアについての説明を近所の歯医者さんがやって、歯ブラシと歯磨きガム、カンパンなどを一人ずつ渡されてそのまま終わりでした。

自分はその時班長だったので役場の人と出口でカンパン手渡すのを手伝いましたが、皆口々に「あんなのと一緒はイヤ」「こんなところに孫を連れて来れない」と言って帰っていきましたね。
外で知的障害のある人の親御さんとさっきの質問をした40代の女性が何か言い争ってましたけど、結局周りの人から止められて親御さんは強引に帰らされてました。

避難所にホームレスを入れるとか入れないとかで世間は議論してますが、ホームレスどころか、住民票さえあれば前科者でも性犯罪者でも泥棒でも入れるのが避難所なんですよね。
皆等しく生き残る権利があるんですから当然ですけど…ホームレスも来てもいいとしても、何かしらの区分けはしてもらいたいですよね。

台風19号で避難して分かったこと
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=32&from=diary&id=5826313