レグ「公開直前に突然年齢制限レートを上げていい理由など、あってたまるか〜！」
倫理卿「おや おやおやおや？心外ですね。俗世からの無用な批判を避け、かつクオリティを下げる事なく作品を楽しんでいただこうという愛と祝福ですよ。何か問題でも？」
リコ「(中学生は観に)行っちゃだめええぇぇっ〜っ！」
というわけで、うん。倫理卿の判断は全面的に正しい。よくやったと拍手を送りたい。大英断である。
年齢レートの細かい基準とかはよく知らないけど、多分この作品はPG12で上映しても慣例的には問題なかったんじゃないかと思う。
過度にエロいわけでもなく(エロくはあるけど)、過度に血しぶきが飛んだり暴力的だったりするわけでもなく(暴力的ではあるけど)、グロテスクな描写もあるけどグロテスクのレート制限って線引きが難しい気もするし……
でもね、肝心の“倫理”の部分が色々ともうアウト過ぎる訳で、まぁ胸クソの悪い展開がバーゲンセールな訳でw
倫理卿も悩んだと思うんですよ。直接的なエロやバイオレンスじゃなくてマニュアル化して線引きがし辛い“倫理的な胸クソ悪さ”に対して年齢制限を設けるのは。「表現の自由」を盾に難癖付けられる可能性だってあるだろうし……
それでも、公開直前に批判も覚悟でレートの引き上げを決定した倫理卿偉い！これ、やっぱ多分中学生とかに観せたらアカンやつや！
それでも、どうしても観たいっていう中学生はアレコレ年齢誤魔化して覚悟の上で観れば良いと思う。その結果どんなことになっても知らんけどw(コンプライアンス〜！by伊集院光w)
もうとにかく観賞しながら《まさかとは思うけど、こんな展開になったりしたら嫌だなぁ……》と最悪の状況を想像すると、その想像を軽々と飛び越えてもっと最悪の状況を喜々として描いてくれるというメイドインアビスクオリティ！
それでいてメインストーリーやアクションシーンはもう冒険活劇物の王道中の王道で、一難去ってまた一難、窮地に次ぐ窮地を知恵と勇気と友情で乗り越えてっていう手に汗握る燃える展開なのがなぁ……w
作画クオリティも高いし、よく動くし、ホント良く出来た……メイドインアビスなんだよなぁw
でも、何よりもこの映画が酷いのは本編がこんな内容なのに入場者プレゼントやオーゼンたんの可愛さに萌え死ぬ週替わりのショートムービー『マルルクちゃん(を見守るオーゼンたん)の日常』で、何度も劇場に足を運ばせようとするトラップなんだよなぁ……w
いや、でも文字通り胸にクソでも詰まってるんじゃないかって感覚で劇場を後にする羽目になるこの胸クソな作品をもう一回もしくは2回(『マルルクちゃん(を見守るオーゼンたん)の日常』はあともう2本あるらしい)観にいけっていうのは流石に……無理ってことでいいですか不動卿？(フラグ立ててるぞオイ)
とにかく、1ナノミクロンたりともブレずに紛れもなく『メイドインアビス』な作品でしたとさw
※映倫のレートに関しては100%個人の想像なだけで実際のところどうだったのかは知りませんw
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