アメリカンスタイルで。

認知症の人って『帰宅欲求』があります。

「家に帰る」

って言う認知症の人って、ものすごく多い。
老人の徘徊も意味もなく徘徊しているのではなく、みなさん「お家に帰っているところ」みたいです。

自分の家にいるのにどこに帰るの？
って思うのだけど、おそらく若い頃や子供の頃に住んでいた家やその環境に帰りたいみたいですね。
家のおばあちゃんも、頻繁に「家に帰りたい」と言っています。

この帰宅欲求っていうのは、絶対に説得して納得させることはできないです。

認知症の人は、とても気が短いのでやり方を間違えると発狂して手に負えなくなるのです。

そうなったら、最後の手段、

「家出をさせる」

しかない。
冬の夜はなぁ〜これができない。
ウッカリ外に出したら、凍死するかもしれない。


この正月、デイサービスが休みでおばあちゃんが家にいたんだけど「家に帰る」といって家の中をグルグルと歩きまわっていたんですよ。
外に出たら氷点下だから、家の中に全部鍵をかけていたら。
土足で家の中を歩きまわり、家から出る方法を探していました。
おかげで家の中はどこもジャリジャリしています。

掃除しても、掃除している後ろから土足で歩いているという・・・

なんかもう、うちさー
アメリカンスタイルでいいかなーって思い始めております。

ただ、今年今のところ雪があんまり降っていないからまだいい。
でも雪が降ったら・・・
家の中、絶対にドロドロになる。
まぁ、いいや。
アメリカンスタイルで。
今年はアメリカンスタイルで(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥｀)