そうゆーわけで、私は長生きが恐ろしい。

酒は好きでした。
昔は毎日ビールを1リットルは飲んでいました。
家に酒がなくなると、自転車でビール売っている自販機まで夜中であろうと買いに行っていました。
これをアル中かどうかはわかりませんが、とにかく、酒がないとダメダメでした。

いまは、正月のお神酒とか、付き合いで飲む程度くらいで。だからといって、翌日まで飲みたくはならないです。


なぜ、禁酒できたか？
努力も何もしていませんが。
これは、完全なストレスからくるモノではないか？と、思います。
ウチの81歳のジジイは、とにかく酒癖が悪く。
私が嫁に来たばかりの頃は、ウチのジジイもまだ若くて夜中に帰ってきては大暴れの大騒ぎ。DVです、完全な。
しかも飲酒運転で夜中に帰ってくる。
その中でも飲酒運転がとにかく嫌だった。
ただ、ある日、飲酒運転でおまわりさんに捕まって罰金30万には懲りたみたいで、飲み屋の送迎を私がすることになった。
その頃から私は酒を飲みたくなくなった。

今ではジジイは車の免許もないし、酒も飲めないほど体が弱くなった？のだが。

この間、このクソジジイは、飲みに行きたいと抜かし始めた。
しかも、
「医者は少しなら飲んでも大丈夫と言った」
と、嘘まで言い始めた。
これだから！酒癖悪い奴は嫌いだ。平気で嘘をつく。
ただし、ジジイは嘘をついている自覚はあるのか、嘘をつくときは私の目をみない。目をそらしながら、
「医者が少しなら飲んでいいって言った」と言い張った。
これは絶対に嘘。
だって病院には私が一緒に行っているんだから。

医者は、私に一枚の紙をみせた。
「これが何かわかるかい？これは心臓にかかっている負担をデータの数値にしたものだよ」
ただ、一枚の紙を渡されても、素人の私は意味がわからず？？？って感じだったんだけど。続けてお医者はこう言った。
「一般の正常値は20以下。20以下の負担が日々の生活でかかってしまう。何もしていなくてもね。」

よく見ると、正常値は20以下の数値が正常値の欄に書かれていた。そしてその隣をみると、486という、3桁の数字が並んでいる。
まさか？
「486という数字はお爺ちゃんの心臓の数値だよ。お爺ちゃんは何もしていなくても心臓は常に全速力。だから無理をしてはいけない。普通の心臓ではないから」

と、病院の先生は言った。
そんな486の心臓の人に「少しなら飲んでいいよ」なんて医者が言うわけないだろ。


と、言うことで、酒乱のジジイのお陰で酒はやめられたのだが。
逆にタバコが増えてしまった。
でもいま、タバコをやめろと言うことは、私に死ねということ。
私もできれば早目に死にたいと計画している。
今のウチの認知症の年寄りを見ていると。
自分の子供に認知症になった自分の面倒をみさせることが、どんなに苦労なことか。
最近毎日思っている。
認知症の年寄りと接したことのない人はわからないだろうけど。
認知症と酒乱の介護がどんなに大変か。
私の親戚の人は、介護が原因で鬱病になってしまっている。
そう、介護からの鬱病の人は滅茶苦茶多い。

それなのに、タバコ止めろとか？通りがかりの他人にいきなり言われてもなぁー
ま、そーゆー訳だから、今の私には自由もないし金もないけど。
子供に迷惑かけたくないので、出来るだけ早目にアッチに逝きたいと、毎日思っています。
できれば、コロっと。
あっとゆー間にアッチに逝く方向がいいんだけど、贅沢な望みかもしれん。

毎日、神様に「ボケるまえにそっちに逝きてぇー」とw