俺は全日制と通信制の両方とも経験している。
足利高校ではいじめみたいなのに勉強との両立ができなくて自主退学。
宇都宮高校では毎日、学校に行けないイライラに負けた。
そんななかで奇跡的な朗報というか吉報みたいなのがあった。
それが栃木市に新設する三部制の定時制の学悠館高校だ。
そこなら毎日、通えるし授業も受けられるし、仲間だってできると思った。
2004年の冬のことだ。
俺は通信制の高校にとどまって、あと3年間薄っぺらい勉強をするか迷った。
本当は定時制高校に行きたかったのだ。
同級生たちも大学受験で忙しくなるころ、俺はそんなことしか考えていなかった。
仲間が欲しい。
学園祭や運動会、部活、受験。
色々、やってみたかった。
普通の学校に通わせてもらえることが幸せなことか通信制でようやくわかったのだ。
でも、俺は足利高校という大本命の高校を背負いながら生きることにした。
初めて吐露するが、俺は高校1年の中間テストで学年で91位だった。
三年間、みっちり教われば、宇都宮大学とかにも行けたかも知れない。
とにかく勉強が好きで学業自体が好きだった。
数学も化学、英語、現代社会…。
俺は勉強法を知っている方だと思っている。
勉強法は予習で前もってわからない点を洗い出す。
次に授業ではその点を集中して聴く。
それでも分からないときは先生に聞きに行く。
数学の先生には勤勉とか言われた。
学校の図書館では毎日、勉強に明け暮れていた。
高校のバカがいなければ、宇都宮大学国際学部に受かってたと思う。
実際に俺は一年間でDVD講義のみの東進衛星予備校で驚異的に飛躍していた。
英検2級、準2級、国連英検C級、D級、E級とかにも受かった経験からも実証済みだ。
俺は定時制高校に行けばよかった。
でも、当時の定時制高校のイメージは暗い、勉強ができない、夜に授業…など。
行きたくないなと思った。
親も情報収集が悪かった。
通信制高校なんかより定時制高校の三部制がよかった。
大学受験の時に常に緊迫していたのは、高卒ではなかったから。
大学中退したら死ぬしかない。
聖学院に通ううちに友達ができたのは良かったけれど、辞めたやつもいた。
親と約束していた通りに卒業できたのは良いけれど、就職もできず療養中。
大阪行ってたらもっと自信持ててかも知れない。
でも、埼玉には親戚もいたし、兄も社会人で頑張ってた。
聖学院を有名にしたくて頑張ってきたけれど、東北の釜石で頑張ってる後輩には誇らしく思っているし、俺が抱いていたころの聖学院に少し近づいていると思っている。
聖学院の2年のドイツ文学の先生に「牧田君にあげるよ」と新品のドイツ語辞典を貰ったこともある。定時制に行きたかったのは今でもたまにある。
でも、世の中には「大学に行きたくてもいけない」人も大勢いる現実も考える必要がある。大学は通うのではなく、通わせてもらうところ。
これだけは忘れないように生きていきたい。
聖学院大学人文学部欧米文化学科のみんなも俺を超えろ!
英検準1級、国連英検B級に受かるように最後まで走り抜けろ!
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