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2018年03月13日07:25

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時代劇

時代劇をもし歴史学者を大量動員して史実重視でつくると多分、現代人には難解で視聴率の稼げない番組になることは請け合いですよね。

方言云々もさることながら、家臣が斉彬さまとか名前で絶対に言わない、例えば将軍といえども徳川光國を呼ぶのに、おい光國とか名前で呼びはしません
様をつけようと名前は呼んではいけないものなんだそうです

官職名など名前以外でよぶのがあたりまえですから、現代ドラマになれた今の我々がそれをやられるとキャラ把握がきぴしくなりますよね

武士は社会は現代人の感覚からしてみれば、武家であることを維持する出費が異様に多く見ていると多分、ストーリー意外に気が散ってしまうこと請け合いです

現代人日本では今や悪いイメージのついた談合、つけとどけなどは常識的な習わしだったそうです

最初のあたりで小役人が農民の年貢を計量中にわざとこぼして、こぼした分は自分のふところへいれれる決まりだとかいうシーン。

おもわずこの腐った役人がと見た人ばかりではないかと思いますがね

もちろん瞬間的に舘もそう考えましたが…

すぐに搾取される農民サイドも辛いが小役人サイドも厳しいんだよなと

まさに負の連鎖

あの役人、現在のサラリーマンのように収入が全部自分と自分の家族で使える訳ではありません

家格によって決められた人数の人間を雇用しなければなりません
それは自分の収入から賃金を支払わないといけません

家格があがれば雇用人数は基準にのっとってふやさなければなりません

親戚同士の繋がりも現代人に比べ密なものがあったといわれています
武家社会で情報を収集したり助けになるのは親戚だということで、武士達は何か儀式、お祝いをするとなるとスグに集まって会食などを含む集まりをしていました

結婚も親戚同士が普通で家と家の結束を高めるのもあるようですが、結婚相手の身元が完全に分かる、間違い無い訳ですね

勿論、そんなイベントをすると必ず支出が発生します
それを頻繁にやるわけですか出費は凄い事になります

また、郵便などはありませんから使者に手紙などを持たせて先方に派遣することもあるんですが、手紙を持ってきた使者に受け取る側はその使者に必ずご苦労様とお金を支払いします。
心付けのような形式です

と言うことは何かにつけてこういった支出があると言う訳です、何か教えを受ける、知らせて貰う、骨を折って貰う
全て贈り物や出費がいるというわけです
勿論、職場の上司、有力者に贈り物をすることは当たり前ですから出費ですね

そう、この小役人も人を雇用し、その他に多大な強制の出費が色々あるわけです
私腹を肥やしていたわけでもないのですが…

そこら辺を細かくえがきながらストーリーを作られた日には…途中でチャンネルを変えちゃいますかね

更に
武家言葉、公家言葉もありハードルは高いです

当時の人の社会的な営みの常識、基礎知識が全くない現代人が綿密な時代考証に重点を置いた時代劇を補足説明、解説抜きには理解出来に苦しむ事になるのは間違い無いでしょう
すると、ストーリー進行に合わせて画面横にびっしり説明文を並べるか、説明的なサイドストーリーをしょっちゅう挟むかしないとだめではないでしょうか?

お手軽にするには分かりやすい表現に切り換えるとか、現代風のものを擬態させるとか
省略、簡略してしまって、現代ドラマの江戸時代風にしてしまうってのが手っ取り早いんじゃぁないでしょうかね?



■西郷隆盛の末裔が「西郷どん」に言及 “ありえない”点とは?
(AERA dot. - 03月11日 16:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=5022245
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