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2017年04月02日22:46

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ヤマト2202に関する覚え書き

ヤマト2202の1間が届いたので見たとは先日書きましたけども

旧・ヤマトは「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」という映画と、「宇宙戦艦ヤマト2」
というテレビ版があった作品で、人によっては結構ストーリーの記憶がちゃんぽんになってる人も多いかとおもいます

よく言われるのは、この2、さらばでシリーズをすぱっと終わらせていたら名作だったのに
ダラダラと新たなる旅立ちなど続編をやちゃって…

ヤマト2199は成功だったとおもいます
敵の人間模様をしっかり書込み物語に厚みが出来て、
強大な敵になぜ1艦で挑んで生還出来たかなどの超展開をそれっぽく筋が通るように改良出来たことだとおもいます

さて、ヤマト2202。

まだ始まったばかりで批判も肯定もありませんけれど
今は、愉しみにしてます。
というとこでしょうか。

旧では1年で超復興した地球も2202では3年と多少長くなりました
地球の人口もまだ激減したままだという。

今のところ旧の矛盾のリカバリー作業をやってる感じですよね

気になったのはいまだにガトランティス側やガミラス側の艦橋の人間達が一切えがかれてないということです

2199が存在せずいきなり2202で作られるなら、敵や同盟軍の艦橋の人間描写をあえてえがかないことにより、あいつらはどんなんだろうかという謎を演出できるかとおもうんですけども、既に2199でガミラスの人間達はさんざん描かれましたし、宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟でもガトランティスのクリンゴン状態を散々見せています

まさに肉を食いながら野蛮人が襲ってくるってありさまでした

よって、2202で敵や同盟軍の艦橋をえがかないことによって謎をかもしだす必要はありませんよね

では、この監督はその演出をなぜカットしたのかせざるを獲なかったのか
乗りに乗って書いた冒頭の艦隊決戦コンテが災いしてしまったのかという尺の読み間違いだったのかなと。

ヤマトシリーズが段々と人々が離れワンパターン化を余儀なくされたのは、新作が出来る度に新たに強力な侵略国家沸いて出てくるし、必ず地球が危機に陥るという繰り返しのワンパターンを続けたのがその原因の一端かもしれません

復活編もそうですが旧シリーズは初期のヤマトからずっと同じ方針で作られていますよね
敵の人間模様は適当に端々に出てきて、ひたすらヤマト艦内の人間模様はしっかりえがく

それを出渕監督はガミラス側の世界をしっかり書き込んで物語に厚みを作ったとおもうんです

さて、そういう意味で敵と同盟軍の人間シーンをカットした旧のような展開が今後も推し進めていくものなのか、クリンゴン…じゃない、ガトランティスの物語が紡ぎ出されるのか、同化した科学者…もとい、科学奴隷の様子は出るのか

気になったのは被弾した艦の爆発シーンが変わったということでしょうか
ビームが溶断して破壊にいたるのではなく、単純な昔ながらのビームが当たる艦が膨れて爆発、簡単に爆発という旧来のチャチさに戻っている

これはちょっと危険なシグナルかなと思うんです

あと、岩の十字架があってその岩が艤装で、岩がなくなると巨大な戦艦が現れる

というシーンがあるんですが…

古代たちには未知の大型戦艦のはずなのに「大戦艦」と名指しで言ってるという台詞回し
なんだか子供向け狙い旧ヤマトを復活させたいんじゃないかこの監督はという危惧感はあります

やはり、監督が違えばそこら辺の描写は変わってくる物だなぁと痛感したりしてます

司令部が離れた場所から戦線指揮を直接指図している
つまり戦略と戦術は全て中央でやってるという地球軍…大丈夫なのか?
海軍省で米内海軍大臣が直接第一艦隊〜第四艦隊の直接指揮をやってるわけだ。
それならばミッドウエー海戦は失敗しなかったろうか?

アンドロメダ油断しすぎ。一見拡散波動砲で壊滅させた様に見えるけども
戦闘中域なのに即応砲撃が出来ない。艦が動き出してから「発射用意」なんて艦長がほざいているような有様を見て、「遅いな」って思ってしまったダヨ


森が市民避難命令をすぐ後ろにいる長官に問わずに発令しています
軍の命令系統でこれは不味いのではないかと思います

宇宙戦艦ヤマト2199 第8話「星に願いを」で、デスラー魚雷が接近したときに艦長が発作をおこし迎撃命令が咄嗟に出せなかったときも、副長や古代が独断で迎撃をしてはいません。
あくまでも艦長の口から迎撃命令を受けてからの反撃でした
つまり、防衛軍の指揮系統はそういう命令系統だということです
そうすると、雪はどの権限で命令を下したのかが気になります

完全期間停止状況から5〜6分以内で起動出来て発砲できる宇宙戦艦てのも凄い

海底ドックからヤマトが発砲し大戦艦を破壊したわけですが、芹沢虎鉄がこれを「海底ドックを呼び出せぃ」とキレるのは何故だろう
命令も無く勝手にヤマトを使いやがってって怒りなら、その前に目の前にいる森雪を咎めないといかんよね
芹沢君はどちらかと言えばそこはニヒルに不信の目を向け出すとかヤマトの旧クルーは
どうも信用できんなって感じになるのがよくありそうなんですが

この芹沢君はどうも謀略を企むのには向かない気がします
わざわざ私服の明らかに部外者を作戦中に自分の後ろにずらーっと並べて戦闘鑑賞させてるってのは馬鹿まるだしな気がします

この監督ってリアリティを構築する能力が弱いのかも知れない

SFだからリアリティもへったくれも無いといわれそうですが、やはりソコソコの説得力っぽいものの筋がとおってないとちゃちく見えますもんね







どう、話を転がすのだろうかという不安と期待がありますね

最後に沢田研二を持ってきたエンディング

これは賛否があるでしょうけど、舘は反対派です

2202のターゲット客層があくまでも旧作だとあれで意思表示されてしまった気がします


新しい世代を取り込めないと結局先細りですよ
ガンダムが作られ続けるのは新しい世代を取り込みつつサイドストーリーも豊富に作られ
宇宙世紀ですらないものまで作られ続けているからこそ今に至る訳ですよ

スタートレックなんか、別に初代のスタートレックとそのキャラが出続けたわけでなく
TNGとかサイドストーリーとか変化しながら新世代に継がれたからだと思うんです


スタートレックと言えばガトランティスは2202では光子魚雷を全く使わなくなったな?
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