mixiユーザー(id:19545066)

2020年10月10日10:51

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般若心経はマントラ(咒)である。

「般若波羅密多心経」は「経」ではなく「咒」(呪)である。
般若心経の「心」の解釈で経の捉え方が変わる。
心経を素直に読むと観自在菩薩が五蘊皆空と照見した後に舎利弗に「空」について語るが、後半には「般若波羅密多」により過去現在未来の仏達はこの上ない悟りを開いたとある。
その「般若波羅密多」は「咒」(マントラ)であり、その「咒」は「羯諦・・・」であると述べる。
即ち「心」とは「羯諦・・・」という「咒」であると結論つけている。
こう解釈すると先ず「般若心経」はマントラが用いられた後、前へ前へと継ぎ足されたいったと解釈できるだろう。
「大品般若経」から切り取ったような文で、説明が不親切なのもその作業の結果とも言える。
「咒」であるから意味は重要でないということだろう。
(その後、経とみなされるようになって正式の経=「大本」ができる。「大本」に対して心経は「小本」と呼ばれる)
「心経」を最初に漢訳した鳩摩羅什のタイトルは当然「摩訶般若波羅密大明呪経」になる。
「羯諦・・・」の咒=マントラを唱えることにより全ての仏は悟りを開いた、となるのだろう。
(写真は鳩摩羅什)
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