復活できたかな？〜前鬼から天狗山へ〜

先月３ヶ月半ぶりに山歩きをした。
大台ヶ原の東周回コース。
脊椎管狭窄症になって足が痛くて歩けない日が続いた。
だが、やっと良くなってきていた。
大台ヶ原はほとんどアップダウンのないコース、もっと登山らしい山登りがしたい。
その日、車は軽トラしか使えないので、車中泊は無理。
どの山にしようか散々迷っていた。
起きた時間で決めよう。

１２月１日

うちを6時過ぎに出る。
あまり遠い所には行けないが、近場は人工林が多い。
今日はカサコソと落ち葉を踏みしめながら歩きたい。
うん、やっぱり大峰の前鬼に行こう。
この時間からでは釈迦ヶ岳は無理だから、反対の天狗山に行こう。
相方にメールした。

前鬼から稜線の太古の辻までは階段が多い急登だ。
でも、ここから釈迦ヶ岳には毎年登っている。
私には一番なじみのある道だ。






だが・・・
体が重い。
なかなか足が上がらない。
歩き始めてすぐから「あ〜〜〜疲れた。」という言葉が口をついて出る。

農閑期になって仕事も緩くなったし、山にも行っていない。
体重は1キロくらいの増加だが、筋肉が脂肪に変わったようで緩んでいた。
体力も落ちていた。

それでも落ち葉のカサコソという音を聞きながら歩くのは楽しかった。





太古の辻に近づくと風が強くなった。
太古の辻までにしようかという安易な考えが浮かぶ。

太古の辻に着く。
雲の動きが速い。
青空が増えてきた。




まずは10分で行ける蘇獏岳まで行こう。
そこからは釈迦ヶ岳の山頂が見える。
針の先ほどの大きさだが、山頂のお釈迦様が肉眼で見える。

蘇獏岳でお釈迦様に手を合わせて般若心経を唱える。





やっぱり天狗山まで行こう。

気持ちのいい草原の道になる。
このあたりの雰囲気が好きだ。




多くの人は太古の辻から釈迦ヶ岳に向かう。
天狗山に行く人は少ない。
だが、とても気持ちのいい道なのだ。

天狗山に着く。



きつかった。
でも、やった！登れた！！ばんざあ〜〜〜い！！！



きつかったけど登って良かった。
登れて良かった。
体力は落ちていたけど、まだなんとかなった。

同じ道を引き返す。
釈迦ヶ岳に向かって歩く道は気持ちいい。







前鬼の小仲坊に着く。




五鬼助さんとお話する。
五鬼助さんもリンパ腫で8月に入院手術されたそうだ。
「もう登るのは無理です。」
と話される。

「また来てください。」

うん、次は釈迦ヶ岳に登りに来よう。
お釈迦様に会いに来よう。
ありがとうございました！！！