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2020年03月29日09:43

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【社会】 物資不足に非ず

曇り世の中、コロナ禍の話ばかり・閉塞感で鬱々としている方も多いと思う。
(私的にはウマイもん食った・キレイな景色を見たといった話題も振ってみたいのだが…)
加えて、近所に買い物に行ってもモノがなくて困った、、という光景も。
そこから 「買いだめは悪だ!」 という風潮に。

確かに不要不急の外出や買い物は避けるべきだろう。
だが、必要必急ならむしろ避けるべきではない。
脊髄反射的な行動に出る前に 「不必要な物・行動をどんどん省いていって、残ったものだけを抑える」 という思考をすれば、ベストな解では無いかもしれないがベターな選択は出来る。
「必要なものをあれもこれも…」 という発想は (普段の買い物でもそうだが) 単なる買いすぎ・ムダ遣いでしかない。

2020年3月現在の日本は、物資不足に陥っているわけではない。
スーパーにモノがないのは、発作的な需要に物流力が追いつかないだけだからだ。

スーパーやコンビニのデポというものは、元々軍隊の補給システムを応用したもので、上意下達の統制が取れている時だけ機能する。司令官は兵隊を作戦上の都合で移動したり出来る。計画通りに進捗するのなら、破綻は発生し得ない。
ところが、スーパー・コンビニのような末端の需要・各バイヤーの算段が優勢な場合、供給が追いつかなくなるのは往々にしてよく起こる。
加えて、軍隊と違って企業というのは利益追求組織であり、余分な在庫は極力減らそうとする。目安として需要の1割増し程度の余裕しか持たないのが普通だ。

その状況下で、皆が一斉に無統制にあれもこれも!と遣りだしたらどうなるか?

表面上の物資不足が発生する一方、モノが余るという歪な現象も起こる。

■食料品買い占めでお困りの東京都民、北海道では逆に余っているようですよ
(Jタウンネット - 03月28日 08:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=241&from=diary&id=6025436

↑まぁ、これとて皆が一斉に 「あれもこれも!」 とやりだしたら少なからず混乱するだろうけれども。

 ………

さて今回の新コロ騒動。東日本大震災後の光景を思い出す、、なんて人がいたが、実際そこまで酷いものでもない。当時を振り返ってみると…

●↓2011年の風景

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ガソリン不足。ウチの近所ではレギュラー146円、ハイオク155円というお値段だった。
しかも数量制限付き。仕事・生活が出来なくなる!という恐怖から長蛇の車列となった。

翻って2020年3月の現在はというと、ガソリン価格はOPEC+の交渉決裂と、合衆国産のシェールガス潰しの思惑から大暴落。入手は全然出来る。

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小麦粉不足からパン不足。

現在日本はパンやコメが不足して購入制限がかかっているわけでもない。
ヤマザキ春のパン祭りもちゃんとやってる。

…こうした当時の光景を思い返すに、新コロ騒動下の日本は まだ社会の冷静さがあると思う。
(勿論、前述した冷静さは必要だし、油断出来ないのは事実だ)


●↓現在

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で昨日、コストコまで買い物に出たついでに社会見学。
(コメが尽きかけていたので必要なものだけという意味で)

やはり外出自粛要請が効いているのか、人の出が土曜にもかかわらず少ない。
ミート売り場辺りは普段なら人とカートでごった返しているのだが。

よく見ていると、カートの中身が少ない方々が多い。普段なら爆買い・てんこ盛りという光景。子供連れも極端に少ない。皆、買い出しに来ても抑制が効いているように見受けられる。
案外冷静だな?

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ビールも無いので買う。
仄聞するところによると風評被害にも遭っているという。。なので一択で応援購入。

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普段に比べ少ないが一応あった!ただし、普段12巻き一個のところが3巻き一個。
売る側も状況に鑑みて供給力とのバランスを探っているよう。
一人一個ではなく、一世帯一個。
ウチも差し当たりの量なら一個だけで充分だ。

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売る側の工夫・その他
私欲、もとい試食コーナーは全て取りやめ。
イートインコーナーも閉鎖。テイクアウトの列も分散させるよう、黄色いテープ毎に並んでください!というアナウンス。ソーシャル・ディスタンスというやつだ。
過剰な人だかりも抑制されていた。

総じて安全に・必要な量だけを・確実に、、という姿勢。

一斉に末端の差配・塩梅任せになったため混乱はしたが、そろそろ冷静さ・事態の長期化に併せて社会全体が適合化し出しているように見えた。
(消費者の側には困った人もいたが)
アタマは●●でも現場の日本人は優秀だ、、という評は、今も昔も変わらないようだ。


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