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2019年06月15日00:54

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ホルムズ海峡の事件速報が支離滅裂な件

この記事ならびに、他の記事ならびに、下記のyoutube動画を総合した結果、全体としてワケ分からない。

【報ステ】ホルムズ海峡でタンカー2隻が攻撃される(19/06/13)
https://www.youtube.com/watch?v=5YLdh2RHb_M

日本のタンカーとノルウエーのタンカーは共にアジアへ向けて(つまり左から右へ向けて)航行していた。

国華産業の船は右舷側で海面より上に被弾…と、この記事で堅田社長は述べている。
しかしyoutube動画を見ると、同社の夕部道夫管理部長が指差しているのは左舷だ。動画が左右反転してるのか?

一方、ノルウエー船は明らかに右舷に被弾…かどうかは知らぬけど、右側の喫水近くから火が出ている。

ともあれ、国華産業タンカーも右側が被弾したのが真実なら(そうは見えないけど)、爆発物は右から来ている。つまり攻撃はイラン側からではなく、UAE側またはオマーン側からなされている。

国華は、他の船が攻撃されているのを見て避航操船を試みるも、一弾目が船殻を破ってエンジンルームに貫入、火災を起こすが、CO2酸欠システムにより鎮火。二弾目は甲板上のマニフォルド(配管)に命中。つまり二弾とも空中を飛んできたのは明らか。

ただし、国華産業社長は、「砲弾」「砲弾」と繰り返しているけど、空を飛んで来る魚雷や機雷は無いにせよ、それが砲弾(大砲から撃ち出す)であったかロケット弾であったかミサイルであったかは分からぬよ。
彼自身は飛翔物を見ていないし、報告者がその正体を特定する知見を有していたかどうかは不明だし、英語の誤用、または誤訳があったかも知れない。

他方…
ノルウエー船は砲撃ではなく、イラン革命防衛隊のフロッグマンが船底に貼りつけた(とアメリカは断言する)リムペットマイン(マグネット機雷)の爆発により火災を起こした。

「二隻のタンカーのクルーは、全員、イランの救助隊によって近くの港に移送された」と動画の最後で言っている。

記事では、国華タンカーは、米海軍の支援を受け、タグボートにえい航されてアラブ首長国連邦(UAE)に向かっている…とあるから、国華の避難先はUAEの港だ。
でも、両船の乗組員が移送された「近くの港」がどこかは分からない。イランに救助されたのなら、移送先もイランかも知れない。

そして…
ノルウエー船底の不発機雷除去はイランの革命防衛隊がやり、そのことを根拠として、ポンペオ米国務長官はイランの犯行だ!と断定したんだよね。ということは、ノルウエー船はイランへ曳いて行かれた?
でも救助したのは米駆逐艦だけどなw それがわざわざイランへ?おかしいね。逆に、UAEの港へ曳航されたノルウエー船の機雷除去を米海軍でもUAE海軍でもなく、イラン革命防衛隊が行ったのなら、それもまた変だね。

結論。

二隻のタンカーの乗組員をイラン救助隊が移送した「近くの港」がどこなのかは不明。

日華タンカーの避難先はUAE(アラブ首長国連邦の港。

米駆逐艦に救われたノルウエー船がどこへ曳航されたのかは、どこにも書いてない。
機雷除去を行ったのがイラン革命防衛隊であることはわかった。
ノルウエー船を米海軍が救助したけど機雷除去はイランが行った…
故に、犯人はイランだ!と米国務長官は断定した。キミ、そんなの信じられる?

取り敢えず、そんなとこかな。

■機雷攻撃を否定=「乗組員が飛来物目撃」−タンカー運航の国華産業
(時事通信社 - 06月14日 16:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5663388
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