移り先は市営住宅等になるだろうが、男の生活が一層苦しくなるのではないかと危惧した
のどが渇いたからコンビニでジュースを買う。
ちょっと小腹がすいたからラーメンを食す。
たまには息抜きをしたいから飲みに行く。
何となく当たり前のことだが、今の男にとってはこの上ない贅沢生活にも思えることなのかもしれない
ところで、男の前職は公務員である
勉強と本を読むのが好きらしく、安定した職に就けたようである。
となれば、給料面では一般の企業よりも手厚く、また、保証もされている
そんな中で、なぜ辞めたのか。。。
正確に言えば、辞めさせられたようである
男は、車による事故を何度も起こしていたらしい。
体が弱いらしく、風邪をひきやすい体質で、また、眠れない事も多々あり、病院で睡眠薬等も処方してもらっていたようである。
風邪ぐすりを飲んだり、睡眠薬の効果なのか、日中睡魔に襲われ何度も事故を起こし、市役所の上の方から問題視され、退職を促される形で辞めたそうである
ちょっと変わった感じの男でもあって、彼には申し訳ないが、どちらかと言えば結婚には縁遠い人物である。
実際今までお見合いを100件近く経験しているが、縁談はなかったそうである。
しかし、もし彼がそのまま公務員として働き続けていたならば状況は変わっていたかもしれない
少なくとも、今の家を売却しようとは思わなかったかもしれない
-to be continued-
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