皆様、おはようございます。
12月27日に、珍し過ぎる表題の音楽ソフトが出版され、売れきれないうちにと想い、27日の正午前に、秋葉原のヨドバシカメラの7階のタワーレコード店にすっ飛んで行き、購入して参りました。
カール・リヒターファンとしては、非常に有難い音楽ソフトとなり得ます。
日本のAltus社が、当時のオリジナル・テープをリ・マスターし、2枚組のCDを作成し、初出版されたのですから。
今まで、予想も出来なかった貴重な音源は、夢のように想えてなりません。
1979年5月28日、実況録音で、観客の拍手喝采も録音されていました。
1977年夏季、ザルツブルク音楽祭の帰り道、この大聖堂により、残響の素晴らしい余韻に滴り、ライブ・コンサートに感激し、感動したものでしたから、本件のCDも、注目していたのです。
日本製のCDですから、残響の余韻を味わうことは出来なと予測された通り、残響不足の録音で残念に想えましたが、音源があったことに感謝せずにはいられません。
今までの演奏と大分相違し、他界する2年前のライブで、スローテンポな個所が多々あり、気に入ってしまいました。
今年のノートルダム大聖堂の焼失事件以降、ノートルダム大聖堂での記念碑的な演奏・録音集が数枚出版されていますが、本件CDが一番、貴重(珍重)と想えます。
また、27日に、同じレーベルから、カール・リヒターの東京公演(東京文化会館大ホール)の記念碑的なCDも、新録音として、出版されました。
バッハの「マタイ受難曲」(1969年5月5日)と「ロ短調ミサ曲」(1969年5月9日)の実況録音で、NHKのリ・マスターが発売され、これも、売り切れないうちにと想い、直ぐに購入した次第です。
1969年5月5日と9日のライブ・コンサートは、当時、卒論の実験で超忙しく、行くことが出来ませんでした。
もう1年早く卒業していれば、就職して、学生時代よりも、お小遣いが高額になり、特等席で、ライブ・コンサートが実体験できたはずです。
「クラシック音楽を楽しむ会」の2人の男性会員(バッキャン:バッハの音楽マニアの俗称)は、私より12歳先輩で、このライブ・コンサートに行って、感動されたことを話して戴けました。
卒論で行けなかった悲劇、未だに後悔しています。
無理してまでも、卒論をサボって、ライブ・コンサートに行ったならば、後悔はなかった事でしょうから。
「マタイ受難曲」の演奏で良かった点は、一貫して、エヴァンゲリスト(司祭役)が、聖書の第26章と第27章を語り歌う場面のレシタテーヴォで、バッソ・コンティヌオ(通奏低音)が、チェンバロで演奏されたことです。
アリアやコラールでは、小型のポジーティーフ・オルガンで、演奏されていました。
今までに、数十種類の「マタイ受難曲」を所有しておりますが、チェンバロで演奏されたものは、ウイルヘルム・フルトヴェングラー盤とヘルムート・リリング盤ぐらいしかありませんでした。
大半の盤は、全曲を通して、小型のポジーティーフ・オルガンで、演奏されています。
日本のAltus社の録音のCDも複数枚所有していますが、本件も含めて、全て、「ジャパニーズ・サウンド」で、再生されました。
まあ、未だに、日本人のCD製作者は、「ユーロピアン・サウンド」が作製できないことが、判明した次第です。
カール・リヒターファンとして、オルガン音楽ファンとしても、音源があるだけでも、有難い観です。
参考情報(1):
カール・リヒターの超絶名演3タイトル!69年来日ライヴ&79年ノートルダム・ライヴ、一挙発売!全品ステレオ!!
https://tower.jp/article/feature_item/2019/12/12/1113?sc_camp=7832D5D887544478A6FD5673A80359AA&kid=piu191226ppcl0105&_adp_c=wa&_adp_e=c&_adp_u=a&_adp_p_md=1585&_adp_p_cp=20405&_adp_p_agr=piu191226ppcl01&_adp_p_ad=5&spMailingID=3037301&spUserID=MTkwMTg1Njc3OTI2S0&spJobID=1140233326&spReportId=MTE0MDIzMzMyNgS2
参考情報(2):
カール・リヒターの日本公演におけるCDの入手
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1923699597&owner_id=19347649
感謝。
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