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2020年04月09日05:00

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「オンナ」から「オトコ」へ着替える。

2階の展示作品は撮影禁止でしたが、興味深いものがたくさんありました。

あの、終戦後にマッカーサーと昭和天皇が並んだ写真。ふたりとも森村さんが扮しているんですが、森村さんはこれを昔ながらの結婚写真のようだと言います。マッカーサーが新郎で天皇が新婦。支配する側とされる側。

また、明治天皇が幼少のときは女の子の衣装で、習い事も女の子のようなことをさせられて、要するに女の子として育てられたということに言及して、それが、後には髭を生やした軍人のような風体になって、オンナからオトコへと変容したと言います。

映像作品とも関係あるんですが、マリリン・モンローと三島由紀夫のなりきりは圧巻。マリリン・モンローは「七年目の浮気」の地下鉄の排気口でスカートがまくれるシーンで、三島由紀夫は市ヶ谷の自衛隊での割腹直前の演説シーンで、なりきっています。

三島についてのコメントが面白いです。
もともと青白く脆弱な文学青年であった三島がボディビルやボクシングで肉体を鍛錬し始めたのを、「オンナ」の衣装から「オトコ」の衣装に着替えることによって、彼自身を「オンナ」から「オトコ」へと改造しようとした者の一人と表現しています。

そして逆に、戦後の日本が、「オトコ」の衣装から「オンナ」の衣装への変わり身の時代と捉えています。

映像作品では、三島が全共闘と討論した東大駒場キャンパスの教室に、白いドレスのマリリン・モンローに扮した森村が現れ、スカートの裾を舞い上がらせて絶叫。唖然とする学生の間を、ハイヒールで机の上を歩いて立ち去ります。

そして、金髪のウィッグを取り、メイクを落とし、ドレスを脱いで、軍服のような楯の会の制服に着替えて、鉢巻をした三島に扮して、今度は激しい演説をするというもの。

見ていて唖然としてしまいましたが、これを一緒に見ていた人はどんな風に思ったんでしょうか。訊いてみたい気がする。
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