mixiユーザー(id:19347480)

2019年11月19日05:00

91 view

宮廷舞踊と9世紀の寺院

その晩は、伝統の宮廷舞踊「アプサラダンス」というものを観ました。

まず、手の指のそっくり返り方にビックリ。更にこの写真の姿勢がひとつの決めポーズなんですが、すごいのは、このままの姿勢で片足で立ったその指を使って体の向きを少しずつ変えてひと回りしてしまうんです。

この人は特にすごくて、他のダンサーと一緒に踊っても周りの人とのレベルの違いがわかるほど。体幹が強いんでしょうね。姿勢の乱れがありません。ゆっくりした動きの中で優雅に姿勢を決めています。

最終日に見たバコンという寺院もカッコよかったですよ。

これは9世紀の都、ロリュオス遺跡群のひとつで、アンコールワットの原型となったと言われるピラミッド型の寺院で、ここもいちばん上まで登ることができます。でも、ここの階段は一段一段の高さは高いもののそれほど急ではありませんでした。タケウを登った後なので楽勝です。

アンコールトムやアンコールワット、タ・プロームなどは観光客で溢れていましたが、その他はすいています。でも、バスを降りると土産物を手にした子供が寄って来ます。

平日なのに子供?と思っていたら、学校が足りないので午前、午後の二部制で、どちらかに行くんだそうです。日本と同じ6−3−3−4制。

カンボジアのツアーガイドはなかなかカッコいいユニフォームを着ていて、それぞれ世界各国の言葉を話しています。わたしたちに付いたガイドの日本語も立派なもので、シェムリアップの日本語学校で習っただけで日本に来たことがないというのには感心しました。

また、ポルポト時代に破壊された遺跡を世界の各国の援助で修復しているというのも印象的でした。

ポルポト時代の影響は大きくて、道端で地雷で足を失った人が民族楽器を演奏していたり、平均寿命が60歳程度というからそのせいかもしれませんが、ホテルやレストラン等で働いている人たちがみんな若いなあと思いました。インフラが整っておらず、いまだにワイロが通用していたりと、まだまだ成熟していない国ですが、これからの国なんでしょうね。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する