01 さて、シェムロンには、レーマン人の娘達が集まって歌い、踊り、そして楽しむ場所があった。02 そしてある日の事、少数のレーマン人の娘達が、歌ったり踊ったりする為にそこに集まった。03 ノア王の祭司達はニーファイの町へ帰る事を恥じ、また民に殺され
01 さて、王の軍隊は主の民を捜し回ったが、徒労に終わり、引き返した。02 さて見よ、王の軍勢は人数が減って小規模になり、残った民の中に分裂が生じ始めた。03 そして、少数派が王を脅す言葉を吐き始め、残りの民の中に酷い争いが起こった。04 さて、少数派
01 さて、ノア王の召し使い達から逃れたアルマは、自分の罪と不義を悔い改め、人々の中を密かに巡って、アビナダイの言葉を教え始めた。02 真に、将来起こる事柄について、また死者の復活について、そしてキリストの力や受難、死、復活、昇天によってもたらさ
01 さて、アビナダイがこれらの言葉を語り終えると、王は祭司達に、彼を捕らえて殺させるように命じた。02 ところが、祭司達の中にアルマという名の者がいて、彼もまたニーファイの子孫であった。彼は年の若い男で、アビナダイが語った言葉を信じた。アビナダ
01 さて、アビナダイは彼らに言った。「私は貴方方に、神御自身が人の子らの中に降って来て、御自分の民を贖われるという事を理解して欲しいと思う。02 この神は肉体に宿られるので、神の御子と呼ばれる。またその肉体を御父の御心に従わせられるので、御父に
01 「真にイザヤは次のように述べているではないか。『誰が私達の告げた事を信じたか。主の腕は誰に現されたか。02 彼は主の前に、か弱い苗木のように、また乾いた土から出る根のように育つ。彼には見目の良さもなく、華麗さもない。私達が彼を見る時に、彼を
01 さて、王はこれらの言葉を聞くと、祭司達に、「この男を連れ出して、殺してしまえ。我らはこの男と何の関わりがあるか。この男は気が狂っている」と言った。02 そこで祭司達が前に出て、アビナダイを捕らえようとしたところ、アビナダイは彼らを防いで言っ
01 さて、それから二年後、アビナダイは人に分からないように姿を変えてやって来て、人々の中で預言し始めた。「主は私に次のように命じられた。『アビナダイよ、行って私のこの民に預言しなさい。彼らは、私の言葉に対して心を頑なにしており、まだ自分達の
01 さて、ゼニフが王位を息子の一人ノアに譲ったので、ノアが父に代わって統治を始めた。しかし、彼は父の道を歩まなかった。02 見よ、ノア王は神の戒めを守らず、自分の心の望むままに歩んだ。彼は多くの妻と側女を持ち、また民にも罪を犯させ、主の目から見
01 さて、私達は再び王国の確立に着手し、また再び平穏にその地を所有する事になった。私はあらゆる武器を造らせ、レーマン人がまたやって来て私の民と戦いをする時に備えて、民が武器を持てるようにした。02 また、私はこの地の周囲に見張りの兵を置き、レー
01 私ゼニフはニーファイ人の言葉の全てを教えられており、また先祖の最初の受け継ぎの地であるニーファイの地の事も知っていたので、密偵としてレーマン人の中に遣わされた。それは、レーマン人の軍を偵察し、私達の軍がこれを襲って滅ぼす為であった。しか
01 さて、リムハイ王は民に多くの事を語ったが、私はその中から僅かな事柄だけをこの書に書き記した。王は民に語り終えると、ゼラヘムラの地にいる同胞についても、全ての事を彼らに告げた。02 そして彼はアンモンを群衆の前に立たせて、ゼニフがゼラヘムラを
01 さて、モーサヤ王は三年間引き続き平和を保った後、嘗てリーハイ・ニーファイの地、即ちリーハイ・ニーファイの町に住もうとして出て行った人々の事を知りたいと思った。それは、その人々がゼラヘムラの地を去って以来、何の音沙汰もなかったので、民がう
01 さて、ベニヤミン王は民に語り終えると、神の戒めを守るという聖約を神と交わした全ての人の名を書き留めておく方がよいと思った。02 そこで民は、幼い子供を除いて一人残らず聖約を交わし、キリストの名を受けた。03 そして、更にベニヤミン王は、これら
01 さて、ベニヤミン王はこのように民に語り終えると、自分の語った言葉を民が信じているかどうか知りたいと思い、使いを民の中に遣わした。02 すると民は皆、声を合わせて叫んだ。「その通り、私達は、王が私達に語って下さった言葉を全て信じています。また
01 さて、ベニヤミン王が、主の天使から告げられた言葉を語り終えて、群衆を見渡したところ、見よ、彼らは地に伏していた。主への畏れが彼らに生じたからである。02 そして彼らは、自分達がこの世的な状態にあり、大地の塵よりも劣っていると思った。そして彼
01 「また、私の同胞よ、私はもう少し貴方方に話したい事があるので、更に貴方方の注意を促したい。見よ、将来起こる出来事について述べる事がある。02 そして、これから述べる事は、神から遣わされた天使が私に知らせてくれたものである。天使が私に、『目を
01 さて、モーサヤが父から命じられた通りに行い、全地に布告を出したところ、民は全地から集まり、ベニヤミン王の語る言葉を聞く為に神殿にやって来た。02 そして、集まった者の数はたいそう多く、数え切れない程であった。民は既に非常に増えて、この地で大
01 さて、ゼラヘムラの全地では、ベニヤミン王に従った全ての民の中に、もはや争いが起こらなかったので、ベニヤミン王は残る生涯を引き続き安らかに送った。02 さて、彼には三人の息子があって、それぞれモーサヤ、ヒローラム、ヒラマンと名付けられた。彼は
01 ところで、私モルモンは、これまで自分が作ってきた記録を息子モロナイの手に渡そうとしている。私は既に私の民であるニーファイ人がほとんど全て滅びてしまうのを見た。02 キリストの来臨後数百年たった今、私はこれらの記録を息子の手に渡す。息子は、私
01 見よ、私オムナイは、私達の系図を残す為にこの版に多少の事を書き記すように、父ジェロムに命じられた。02 それ故、私は貴方方に知らせたい事がある。私は、自分の民ニーファイ人が敵であるレーマン人の手に落ちないように、彼らを守る為に生涯剣を取って
01 さて見よ、私ジェロムは、私達の系図を書き継ぐようにという父エノスの命令に従って、少しの言葉を書き記す。02 この版は小さく、またこれらの事柄は、私達の同胞であるレーマン人に益を与えるという意図をもって書き記されているので、私も少し書き記す必
01 さて見よ、私エノスは、父が正しい人であった事を知っている。父は私を父の言葉で、また主の薫陶と訓戒によって教えてくれたからである。神の御名が褒め称えられるように。02 私は、罪の赦しを受けるに先立って神の前で味わった苦闘について、貴方方に述べ
01 さて、それから何年か経って、シーレムという名の男がニーファイの民の中にやって来た。02 そしてこの男は、民の中で教えを説き、キリストなどというものは存在する筈がないと、民に宣べ始めた。また彼は、民にへつらう事柄をたくさん説いた。これは彼が、
01 さて見よ、私の同胞よ、私は前に貴方方に預言をすると言ったが、私の預言は次の通りである。即ち、この預言者ゼノスがイスラエルの家を栽培されたオリーブの木に譬えて語った事は、必ず起こるに違いない。02 主なる神が主の民を元に戻す業に再び着手される
01 見よ、私の同胞よ、貴方方は、預言者ゼノスがイスラエルの家に語った彼の言葉を読んだのを覚えていないか。その言葉は次の通りである。02 「聴きなさい、おお、貴方方イスラエルの家よ。主の預言者である私の言葉を聞きなさい。03 見よ、主はこう言われる
01 さて見よ、私は、言葉で民に多くの事を教えた。(しかし、私達の言葉を版に刻むのは難しいので、私は自分の言葉を少ししか書き記す事ができない。)私達は、版に書き記す事は必ず残る事を知っている。02 しかしながら、版でない他のものに書き記す事は、全
01 「しかし見よ、私ヤコブは、心の清い貴方方に述べたい。確固とした思いをもって神に頼り、篤い信仰をもって祈りなさい。そうすれば、神は苦難の時に貴方方を慰めて下さる。また、貴方方の事を弁護して下さり、貴方方を滅ぼそうとする者達に罰を下される。0
01 ニーファイの死後、ニーファイの弟ヤコブがニーファイの民に語った言葉。02 「さて、私の愛する同胞よ、私ヤコブは、まじめに自分の務めを尊んで大いなるものとするという責任を神から受けており、また、私の衣から貴方方の罪を取り除きたいので、今日こう