01 現に聞くところによると、貴方方の間に不品行な者があり、しかもその不品行は、異邦人の間にもない程のもので、ある人がその父の妻と一緒に住んでいるという事である。
02 それだのに、尚、貴方方は高ぶっている。寧ろ、そんな行いをしている者が、貴方方の中から除かれねばならない事を思って、悲しむべきではないか。
03 しかし、私自身としては、体は離れていても、霊では一緒にいて、その場にいる者のように、そんな行いをした者を、既に裁いてしまっている。
04 即ち、主イエスの名によって、貴方方も私の霊も共に、私達の主イエスの権威の元に集まって、
05 彼の肉が滅ぼされても、その霊が主の裁きの日に救われるように、彼をサタンに引き渡してしまったのである。
06 貴方方が誇っているのは、宜しくない。貴方方は、少しのパン種が粉の塊り全体を膨らませる事を、知らないのか。
07 新しい粉の塊りになる為に、古いパン種を取り除きなさい。貴方方は、事実パン種のない者なのだから。私達の過越の小羊であるキリストは、既に屠られたのだ。
08 故に、私達は、古いパン種や、また悪意と邪悪とのパン種を用いずに、パン種の入っていない純粋で真実なパンをもって、祭をしようではないか。
09 私は前の手紙で、不品行な者達と交際してはいけないと書いたが、
10 それは、この世の不品行な者、貪欲な者、略奪をする者、偶像礼拝をする者などと全然交際してはいけないと、言ったのではない。もしそうだとしたら、貴方方はこの世から出て行かねばならない事になる。
11 しかし、私が実際に書いたのは、兄弟と呼ばれる人で、不品行な者、貪欲な者、偶像礼拝をする者、人をそしる者、酒に酔う者、略奪をする者があれば、そんな人と交際をしてはいけない、食事を共にしてもいけない、という事であった。
12 外の人達を裁くのは、私のする事であろうか。貴方方の裁くべき者は、内の人達ではないか。外の人達は、神が裁くのである。
13 その悪人を、貴方方の中から除いてしまいなさい。
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