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2019年10月31日00:00

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1コリント2章

01 兄弟達よ。私もまた、貴方方の所に行った時、神の証を宣べ伝えるのに、優れた言葉や知恵を用いなかった。
02 なぜなら、私はイエス・キリスト、しかも十字架に付けられたキリスト以外の事は、貴方方の間では何も知るまいと、決心したからである。
03 私が貴方方の所に行った時には、弱く且つ恐れ、酷く不安であった。
04 そして、私の言葉も私の宣教も、巧みな知恵の言葉によらないで、霊と力との証明によったのである。
05 それは、貴方方の信仰が人に知恵によらないで、神の力によるものとなる為であった。
06 しかし私達は、円熟している者の間では、知恵を語る。この知恵は、この世の者の知恵ではなく、この世の滅び行く支配者達の知恵でもない。
07 寧ろ、私達が語るのは、隠された奥義としての神の知恵である。それは神が、私達の受ける栄光の為に、世の始まらぬ先から、予め定めておかれたものである。
08 この世の支配者達の内で、この知恵を知っていた者は、一人もいなかった。もし知っていたなら、栄光の主を十字架に付けはしなかったであろう。
09 しかし、聖書に書いてある通り、「目がまだ見ず、耳がまだ聞かず、人の心に思い浮びもしなかった事を、神は、御自分を愛する者達の為に備えられた」のである。
10 そして、それを神は、御霊によって私達に啓示して下さったのである。御霊は全てのものを極め、神の深みまでも極めるのだからである。
11 一体、人間の思いは、その内にある人間の霊以外に、誰が知っていようか。それと同じように神の思いも、神の御霊以外には、知るものはない。
12 ところが、私達が受けたのは、この世の霊ではなく、神からの霊である。それによって、神から賜わった恵みを悟る為である。
13 この賜物について語るにも、私達は人間の知恵が教える言葉を用いないで、御霊の教える言葉を用い、霊によって霊の事を解釈するのである。
14 生れながらの人は、神の御霊の賜物を受け入れない。それは彼には愚かなものだからである。また、御霊によって判断されるべきであるから、彼はそれを理解する事ができない。
15 しかし、霊の人は、全てのものを判断するが、自分自身は誰からも判断される事はない。
16 「誰が主の思いを知って、彼を教える事ができようか」。しかし、私達はキリストの思いを持っている。
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