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2019年10月28日00:00

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ローマ15章

01 私達強い者は、強くない者達の弱さを担うべきであって、自分だけを喜ばせる事をしてはならない。
02 私達一人一人は、隣り人の徳を高める為に、その益を図って彼らを喜ばすべきである。
03 キリストさえ、御自身を喜ばせる事はなさらなかった。寧ろ「貴方をそしる者のそしりが、私に降りかかった」と書いてある通りであった。
04 これまでに書かれた事柄は、全て私達の教の為に書かれたのであって、それは聖書の与える忍耐と慰めとによって、望みを抱かせる為である。
05 どうか、忍耐と慰めとの神が、貴方方に、キリスト・イエスに倣って互に同じ思いを抱かせ、
06 こうして、心を一つにし、声を合わせて、私達の主イエス・キリストの父なる神を崇めさせて下さるように。
07 こういう訳で、キリストも私達を受け入れて下さったように、貴方方も互に受け入れて、神の栄光を表すべきである。
08 私は言う、キリストは神の真実を明らかにする為に、割礼のある者の僕となられた。それは父祖達の受けた約束を保証すると共に、
09 異邦人も憐みを受けて神を崇めるようになる為である、「それ故、私は、異邦人の中で貴方に讃美を捧げ、また、御名を褒め歌う」と書いてある通りである。
10 また、こう言っている、「異邦人よ、主の民と共に喜べ」。
11 また、「全ての異邦人よ、主を褒め祀れ。諸々の民よ、主を褒め称えよ」。
12 またイザヤは言っている、「エッサイの根から芽が出て、異邦人を治める為に立ち上がる者が来る。異邦人は彼に望みをおくであろう」。
13 どうか、望みの神が、信仰から来るあらゆる喜びと平安とを、貴方方に満たし、聖霊の力によって、貴方方を、望みに溢れさせて下さるように。
14 さて、私の兄弟達よ。貴方方自身が、善意に溢れ、あらゆる知恵に満たされ、そして互に訓戒し合う力のある事を、私は堅く信じている。
15 しかし、私は貴方方の記憶を新たにする為に、ところどころ、かなり思い切って書いた。それは、神から私に賜わった恵みによって、書いたのである。
16 このように恵みを受けたのは、私が異邦人の為にキリスト・イエスに仕える者となり、神の福音の為に祭司の役を勤め、こうして異邦人を、聖霊によって清められた、御旨にかなう捧げ物とする為である。
17 だから、私は神への奉仕については、キリスト・イエスにあって誇り得るのである。
18 私は、異邦人を従順にする為に、キリストが私を用いて、言葉と業、
19 しるしと不思議との力、聖霊の力によって、働かせて下さった事の外には、敢えて何も語ろうとは思わない。こうして、私はエルサレムから始まり、巡り巡ってイルリコに至るまで、キリストの福音を満たしてきた。
20 その際、私の切に望んだところは、他人の土台の上に建てる事をしないで、キリストの御名がまだ唱えられていない所に福音を宣べ伝える事であった。
21 即ち、「彼の事を宣べ伝えられていなかった人々が見、聞いていなかった人々が悟るであろう」と書いてある通りである。
22 こういう訳で、私は貴方方の所に行く事を、度々妨げられてきた。
23 しかし今では、この地方には最早働く余地がなく、且つイスパニヤに赴く場合、貴方方の所に行く事を、多年、熱望していたので、ーー
24 その途中貴方方に会い、まず幾分でも私の願いが貴方方によって満たされたら、貴方方に送られてそこへ行く事を、望んでいるのである。
25 しかし今の場合、聖徒たに仕える為に、私はエルサレムに行こうとしている。
26 なぜなら、マケドニヤとアカヤとの人々は、エルサレムにおる聖徒の中の貧しい人々を援助する事に賛成したからである。
27 確かに、彼らは賛成した。しかし同時に、彼らはかの人々に負債がある。というのは、もし異邦人が彼らの霊の物に与ったとすれば、肉の物をもって彼らに仕えるのは、当然だからである。
28 そこで私は、この仕事を済ませて彼らにこの実を手渡した後、貴方方の所を通って、イスパニヤに行こうと思う。
29 そして貴方方の所に行く時には、キリストの満ち溢れる祝福をもって行く事と、信じている。
30 兄弟達よ。私達の主イエス・キリストにより、且つ御霊の愛によって、貴方方にお願いする。どうか、共に力を尽くして、私の為に神に祈って欲しい。
31 即ち、私がユダヤにおる不信の徒から救われ、そしてエルサレムに対する私の奉仕が聖徒達に受け入れられるものとなるように、
32 また、神の御旨により、喜びをもって貴方方の所に行き、共に慰め合う事ができるように祈って貰いたい。
33 どうか、平和の神が貴方方一同と共に居ますように、アーメン。
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