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2019年08月26日00:00

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ヨハネ4章

01 イエスが、ヨハネよりも多く弟子をつくり、またバプテスマを授けておられるという事を、パリサイ人達が聞き、それを主が知られた時、
02 (しかし、イエス自らが、バプテスマをお授けになったのではなく、その弟子達であった)
03 ユダヤを去って、またガリラヤへ行かれた。
04 しかし、イエスはサマリヤを通過しなければならなかった。
05 そこで、イエスはサマリヤのスカルという町においでになった。この町は、ヤコブがその子ヨセフに与えた土地の近くにあったが、
06 そこにヤコブの井戸があった。イエスは旅の疲れを覚えて、そのまま、この井戸の側に座っておられた。時は昼の十二時頃であった。
07 一人のサマリヤの女が水を汲みに来たので、イエスはこの女に、「水を飲ませて下さい」と言われた。
08 弟子達は食物を買いに町に行っていたのである。
09 すると、サマリヤの女はイエスに言った、「貴方はユダヤ人でありながら、どうしてサマリヤの女の私に、飲ませてくれとおっしゃるのですか」。これは、ユダヤ人はサマリヤ人と交際していなかったからである。
10 イエスは答えて言われた、「もし貴方が神の賜物の事を知り、また、『水を飲ませてくれ』と言った者が、誰であるか知っていたならば、貴方の方から願い出て、その人から生ける水を貰った事であろう」。
11 女はイエスに言った、「主よ、貴方は、汲む物をお持ちにならず、その上、井戸は深いのです。その生ける水を、どこから手に入れるのですか。
12 貴方は、この井戸を下さった私達の父ヤコブよりも、偉い方なのですか。ヤコブ自身も飲み、その子らも、その家畜も、この井戸から飲んだのですが」。
13 イエスは女に答えて言われた、「この水を飲む者は誰でも、また渇くであろう。
14 しかし、私が与える水を飲む者は、いつまでも、渇く事がないばかりか、私が与える水は、その人の内で泉となり、永遠の命に至る水が、湧き上がるであろう」。
15 女はイエスに言った、「主よ、私が渇く事がなく、また、ここに汲みに来なくてもよいように、その水を私に下さい」。
16 イエスは女に言われた、「貴方の夫を呼びに行って、ここに連れてきなさい」。
17 女は答えて言った、「私には夫はありません」。イエスは女に言われた、「夫がないと言ったのは、もっともだ。
18 貴方には五人の夫があったが、今のは貴方の夫ではない。貴方の言葉の通りである」。
19 女はイエスに言った、「主よ、私は貴方を預言者と見ます。
20 私達の先祖は、この山で礼拝をしたのですが、貴方方は礼拝すべき場所は、エルサレムにあると言っています」。
21 イエスは女に言われた、「女よ、私の言う事を信じなさい。貴方方が、この山でも、またエルサレムでもない所で、父を礼拝する時が来る。
22 貴方方は自分の知らないものを拝んでいるが、私達は知っている方を礼拝している。救はユダヤ人から来るからである。
23 しかし、真の礼拝をする者達が、霊と真とをもって父を礼拝する時が来る。そうだ、今来ている。父は、このような礼拝をする者達を求めておられるからである。
24 神は霊であるから、礼拝をする者も、霊と真とをもって礼拝すべきである」。
25 女はイエスに言った、「私は、キリストと呼ばれるメシヤがこられる事を知っています。その方が来られたならば、私達に、一切の事を知らせて下さるでしょう」。
26 イエスは女に言われた、「貴方と話をしているこの私が、それである」。
27 その時、弟子達が帰って来て、イエスが一人の女と話しておられるのを見て不思議に思ったが、しかし、「何を求めておられますか」とも、「何を彼女と話しておられるのですか」とも、尋ねる者は一人もなかった。
28 この女は水瓶をそのままそこに置いて町に行き、人々に言った、
29 「私のした事を何もかも、言い当てた人がいます。さあ、見に来てご覧なさい。もしかしたら、この人がキリストかも知れません」。
30 人々は町を出て、続々とイエスの所へ行った。
31 その間に弟子達はイエスに、「先生、召し上がって下さい」と勧めた。
32 ところが、イエスは言われた、「私には、貴方方の知らない食物がある」。
33 そこで、弟子達が互に言った、「誰かが、何か食べるものを持って来て差し上げたのであろうか」。
34 イエスは彼らに言われた、「私の食物というのは、私を遣わされた方の御心を行い、その御業を成し遂げる事である。
35 貴方方は、刈入れ時が来るまでには、まだ四か月あると、言っているではないか。しかし、私は貴方方に言う。目を上げて畑を見なさい。早色づいて刈入れを待っている。
36 刈る者は報酬を受けて、永遠の命に至る実を集めている。蒔く者も刈る者も、共々に喜ぶ為である。
37 そこで、『一人が蒔き、一人が刈る』という諺が、本当の事となる。
38 私は、貴方方を遣わして、貴方方がその為に労苦しなかったものを刈り取らせた。他の人々が労苦し、貴方方は、彼らの労苦の実に与っているのである」。
39 さて、この町から来た多くのサマリヤ人は、「この人は、私のした事を何もかも言い当てた」と証した女の言葉によって、イエスを信じた。
40 そこで、サマリヤ人達はイエスの元に来て、自分達の所に滞在して頂きたいと願ったので、イエスはそこに二日滞在された。
41 そして尚多くの人々が、イエスの言葉を聞いて信じた。
42 彼らは女に言った、「私達が信じるのは、もう貴方が話してくれたからではない。自分自身で親しく聞いて、この人こそ真に世の救主である事が、分かったからである」。
43 二日の後に、イエスはここを去ってガリラヤへ行かれた。
44 イエスは自らはっきり、「預言者は自分の故郷では敬われないものだ」と言われたのである。
45 ガリラヤに着かれると、ガリラヤの人達はイエスを歓迎した。それは、彼らも祭に行っていたので、その祭の時、イエスがエルサレムで成された事を悉く見ていたからである。
46 イエスは、またガリラヤのカナに行かれた。そこは、嘗て水を葡萄酒に変えられた所である。ところが、病気をしている息子を持つある役人がカペナウムにいた。
47 この人が、ユダヤからガリラヤにイエスの来ておられる事を聞き、みもとに来て、カペナウムに下って、彼の子を治して頂きたいと、願った。その子が死にかかっていたからである。
48 そこで、イエスは彼に言われた、「貴方方は、しるしと奇跡とを見ない限り、決して信じないだろう」。
49 この役人はイエスに言った、「主よ、どうぞ、子供が死なない内に来て下さい」。
50 イエスは彼に言われた、「お帰りなさい。貴方の息子は助かるのだ」。彼は自分に言われたイエスの言葉を信じて帰って行った。
51 その下って行く途中、僕達が彼に出会い、その子が助かった事を告げた。
52 そこで、彼は僕達に、その治り始めた時刻を尋ねてみたら、「昨日の午後一時に熱が引きました」と答えた。
53 それは、イエスが「貴方の息子は助かるのだ」と言われたのと同じ時刻であった事を、この父は知って、彼自身もその家族一同も信じた。
54 これは、イエスがユダヤからガリラヤに来て成された第二のしるしである。
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