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2019年01月18日00:08

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モルモン3章

01 さて、レーマン人は再び攻めて来る事なく十年が過ぎ去った。見よ、その間に、私は自分の民、ニーファイ人を使い、戦いの時の為に土地と武器を備えさせた。
02 そして、主は私に言われた。「この民に、『悔い改めて私の元に来てバプテスマを受け、私の教会を再建しなさい。そうすれば、貴方方は救われる』と宣言しなさい。」
03 そこで私はこの民に宣言したが、無駄であった。これまで彼らの命を助け、彼らに悔い改めの機会を与えてこられたのが主である事を、彼らは悟っていなかった。そして見よ、彼らは主なる神に対して心を頑なにした。
04 さて、この十年目が過ぎ去り、キリストの来臨から数えて三百六十年目になると、レーマン人の王が私に手紙を送ってきた。そして、彼らが再び私達を攻める準備をしている事を知らせてきた。
05 そこで私は、自分の民をデソレションの地に、即ち南方の地に通じる地峡の側の境の地にある町に集めた。
06 私達はまた、レーマン人の軍隊を阻止し、私達の土地を少しも占領させないように、軍隊を配置した。そのように、私達は総力を挙げて彼らに対する防備を固めた。
07 さて、第三百六十一年に、レーマン人は私達と戦う為にデソレションの町に下って来た。しかしその年に、私達は彼らを打ち負かしたので、彼らは自分達の土地へ引き返した。
08 第三百六十二年に、彼らは戦う為にまた下って来たが、私達はまた彼らを打ち負かして大勢を殺した。そして、彼らの死体は海に投げ込まれた。
09 ところが、私の民ニーファイ人は、このような大きな戦果を得た為、自分達の力を誇るようになると共に、また敵に殺された同胞の血の報復をすると天の前に誓い始めた。
10 彼らは敵と戦う為に上って行って、地の面から敵を絶つと、天にかけて、また神の御座にかけて誓った。
11 そこで私モルモンは、この民の悪事と忌まわしい行いの為に、彼らの司令官となり指揮官となる事を、この時以来きっぱりと断るようにした。
12 見よ、私はこれまで彼らを導いてきた。彼らの悪事があったにも拘らず、私は何度も彼らを率いて戦い、また私の内にある神の愛によって、心を尽くして彼らを愛してきた。また、彼らの為に終日心を注ぎ出して神に祈った。それでも、彼らの心が頑なであったので、祈りが叶えられるという信仰は私になかった。
13 私はこれまで三度、民を敵の手から救い出したが、彼らは自分達の罪を悔い改めなかった。
14 そして彼らが、私達の主であり救い主であるイエス・キリストによって禁じられていた、全てのものにかけて、自分達は敵の所に上って行って戦い、同胞の血の報復をすると誓った時、見よ、主の声が私に聞こえてこう言われた。
15 「報復は私のする事である。私が報復する。この民は私によって救い出された後に悔い改めなかったので、見よ、地の面から絶たれる。」
16 さて、私は敵に向かって上って行く事をきっぱりと断り、主から命じられた通りにした。私は、将来起こる事について証をされた御霊の示しの通りに、自分が見聞きした事を世の人々に明らかにする証人になった。
17 したがって、異邦人よ、私は貴方方に書き伝える。また、イスラエルの家よ、貴方方が自分の受け継ぎの地に帰る用意をする、その業が始まる時に読めるように、貴方方にも書き伝える。
18 真に見よ、私は地の果てに至る全ての人に書き伝える。イエスがエルサレムの地で御自分の弟子となるように選ばれた十二人から、自分の行いに応じて裁きを受けるイスラエルの十二部族よ、貴方方にも書き伝える。
19 私はまた、この地でイエスが選ばれた十二人から同じく裁きを受ける、この民の残りの者にも書き伝える。この十二人は、イエスがエルサレムの地で選ばれた、別の十二人から裁きを受けるであろう。
20 これらの事は、御霊が私に示して下さった。そこで、私は貴方方全員に書き伝える。私が貴方方に書き伝えるのは、貴方方全員が、真にアダムの全人類家族に属する全ての人が、キリストの裁きの座の前に立たなければならない事、貴方方の行いが善いか悪いか、自分の行いについて裁かれる為に立たなければならない事を、貴方方に知らせる為であり、
21 また、将来貴方方の中にあるイエス・キリストの福音を、貴方方に信じさせる為であり、また、主の聖約の民であるユダヤ人に、彼らが嘗て殺したイエスが真のキリストであり、真の神であられる事を知らせる事になっている、彼らの見聞きした証人以外の別の証人を与える為である。
22 私は地の果てに至る全ての人に、悔い改めてキリストの裁きの座に立つ備えをするように説き勧める事ができればと願っている。
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