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2019年01月02日00:04

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3ニーファイ18章

01 さて、イエスは弟子達に、幾らかのパンと葡萄酒を持って来るように命じられた。
02 そして、彼らがパンと葡萄酒を取りに行っている間に、イエスは群衆に、地に腰を下ろすよう命じられた。
03 そして、弟子達がパンと葡萄酒を持って来ると、イエスはパンを取り、それを裂いて祝福された。それからイエスは、弟子達に与えて、食べるように命じられた。
04 彼らが食べて満たされると、イエスは群衆にも与えるように命じられた。
05 そして、群衆が食べて満たされると、イエスは弟子達に言われた。「見よ、貴方方の中の一人を聖任しよう。私はその人に力を授け、彼がパンを裂いて祝福し、私の教会の人々、即ち信じて私の名によってバプテスマを受ける全ての人に、それを与える事ができるようにしよう。
06 また貴方方は、私がしたように、即ち、私がパンを裂いて祝福し、それを貴方方に与えたように、いつもこれを行うように努めなさい。
07 貴方方は、私が貴方方に示した私の体を記念して、これを行いなさい。それは、貴方方がいつも私を覚えているという事を、父に示す証となるであろう。そして、貴方方は、いつも私を覚えているならば、私の御霊を受けるであろう。」
08 さて、イエスはこれらの御言葉を語ると、弟子達に、器の葡萄酒を取って飲むように告げ、更に群衆にも与えて飲ませるように命じられた。
09 そこで、弟子達はそのようにして、飲んで満たされた。また、彼らは群衆にも与え、群衆も飲んで満たされた。
10 弟子達がこれを成し終えると、イエスは彼らに言われた。「貴方方はこれを行ったので、幸いである。これは私の戒めを守る事である。またこれは、私の命じた事を貴方方が喜んで行うという事を、父に証明するものである。
11 これを貴方方は、悔い改めて私の名によってバプテスマを受ける人々の為にいつも行いなさい。貴方方は、私が貴方方の為に流した私の血の記念として、それを行いなさい。そうすれば、貴方方はいつも私を覚えているという事を、父に証明する事ができる。そして、貴方方は、いつも私を覚えているならば、私の御霊を受けるであろう。
12 私は貴方方に、これらの事を行うようにという戒めを与える。貴方方はいつもこれらの事を行うならば、私の岩の上に建てられているので、幸いである。
13 しかし、貴方方の中で、これ以上の事、或いはこれに及ばない事を行う者は、私の岩の上に建てられておらず、砂の土台の上に建てられているのである。雨が降り、洪水が起こり、風が吹いてこれらの者に打ち付けると、彼らは倒れてしまう。また地獄の門は、彼らを受け入れる為にいつでも開かれている。
14 だから、貴方方に与えるように父が私に命じられた私の戒めを守るならば、貴方方は幸いである。
15 真に、真に、私は貴方方に言う。貴方方は悪魔に誘惑されないように、また悪魔に捕らえられないように、常に目を覚ましていて祈らなくてはならない。
16 私が貴方方の中で祈ったように、貴方方も私の教会で、悔い改めて私の名によってバプテスマを受ける私の民の中で祈りなさい。見よ、私は光である。私は貴方方の為に模範を示した。」
17 さて、イエスはこれらの御言葉を弟子達に語り終えると、再び群衆の方に向き直って、言われた。
18 「見よ、真に、真に、貴方方に言う。貴方方は誘惑に陥らないように、常に目を覚ましていて祈らなければならない。サタンは貴方方を小麦のようにふるいにかける事を願っているからである。
19 だから貴方方は、私の名によって常に父に祈らなければならない。
20 与えられると信じて、私の名によって父に求めるものは、正当であれば、見よ、何でも貴方方に与えられる。
21 貴方方の妻子が祝福を受けるように、貴方方の家族の中で、私の名によって常に父に祈りなさい。
22 見よ、貴方方はしばしば共に集いなさい。また、共に集う時には、どんな人も貴方方の所に来るのを禁じてはならない。彼らが貴方方の所に来るのを許しなさい。禁じてはならない。
23 寧ろ貴方方は彼らの為に祈りなさい。彼らを追い出してはならない。もし彼らがしばしば貴方方の所に来るならば、彼らの為に私の名によって父に祈りなさい。
24 貴方方の光を掲げて、世の人々に輝き渡るようにしなさい。見よ、貴方方の掲げる光とは、私である。即ち、私が行うのを貴方方が見た、その行いである。見よ、貴方方は私が父に祈るのを見た。皆、目の当たりに見ている。
25 また、貴方方が見たように、私は貴方方の誰にも立ち去るように命じる事なく、寧ろ私の元に来て、触れるように、また見るように命じた。貴方方も世の人々にそのようにしなさい。この戒めを破る者は誰でも、誘惑に陥る事を自ら許す者である。」
26 さて、イエスはこれらの御言葉を語り終えると、御自分が選ばれた弟子達にもう一度目を向けて言われた。
27 「見よ、真に、真に、貴方方に言う。私は貴方方にもう一つの戒めを与える。その後、私は父のみもとに帰り、父から与えられている他の命令を果たさなければならない。
28 さて見よ、私が貴方方に与える戒めはこれである。即ち、貴方方は、私の肉と血を分け与える時、誰であっても相応しくないままで私の肉と血に与る事を、承知の上で許してはならないという事である。
29 相応しくないままで私の肉を食べ、血を飲む者は、そうする事で自分に罰の定めを招くからである。だから、ある人が私の肉を食べ、血を飲むのに相応しくないと分かったならば、貴方方はその人に禁じなさい。
30 それでも貴方方は、その人を貴方方の中から追い出す事なく、教え導き、またその人の為に私の名によって父に祈りなさい。もしその人が悔い改めて、私の名によってバプテスマを受けるならば、貴方方はその人を受け入れて、私の肉と血を分け与えなさい。
31 しかし、悔い改めなければ、その人が私の民を滅ぼす事のないように、貴方方はその人を私の民の中に数えてはならない。見よ、私は自分の羊を知っており、私の羊は数えられているからである。
32 それでも、貴方方は引き続き教え導く事ができるように、その人を会堂や礼拝の場所から追い出してはならない。彼らが立ち返って悔い改め、十分に固い決意をもって私の元に戻って来るようにならないとは言い切れないからである。彼らがそうするならば、私は彼らを癒そう。だから貴方方は、彼らに救いをもたらす者になりなさい。
33 罪の宣告を受ける事のないように、貴方方は私が命じたこれらの言葉を守りなさい。なぜなら、父から罪に定められる者は災いだからである。
34 私が貴方方にこれらの戒めを与えるのは、これまで貴方方の中に論争があったからである。貴方方の中にこれから論争がなければ、貴方方は幸いである。
35 今、私は父のみもとに行く。貴方方の為に父のみもとに行く事が必要だからである。」
36 さて、イエスはこれらの御言葉を語り終えると、以前に御自分が選ばれた弟子達全員に一人ずつ手で触れ、触れながら彼らに何事かを言われた。
37 群衆はイエスの言われた御言葉を聞かなかったので、彼らは証しなかった。しかし弟子達は、聖霊を授ける力をイエスから授けられたと証した。私はこの証が真実である事を、後に貴方方に示そう。
38 さて、イエスが彼ら全員に手で触れられると、雲が現れて群衆を覆ったので、彼らはイエスを見る事ができなかった。
39 そして、群衆が覆われている間に、イエスは彼らの元を去り、天に昇られた。弟子達はイエスが再び天に昇って行かれたのを見て、その事を証した。
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