mixiユーザー(id:193044)

日記一覧

R.I.P.
2019年07月25日09:54

燃ゆる戰艦を見たりオリオンの肩の邊(武邑くしひ第一句集『TÉNÉRÉ』)

続きを読む

アリアドーネーは、ミノス王の愛らしい王女であつたが、テーセウスに一目惚れをして彼が迷宮のミノタウロスを殺すのを助け、その後はテーセウスと一緒に父の島をあとにし、ナクソス島に着いた。しかしここでテーセウスに捨てられ、ナクソス島に一人殘されたア

続きを読む

ゼウスが蛇の姿でペルセポーネーと交はり、その子供がザグレウス(Zagreus)であつた。嫉妬したヘラがティターンを遣はした。ティターンはザグレウスを引き裂き食べてしまつたが、心臟だけはアテーネーによつて救ひ出され、ゼウスはこれを股に隱し、のちに生

続きを読む

さまざまな宗教に先行する「はじまりの宗教」と考へられるもので、道宗教ではなく自然宗教であり、儀禮ではなくエクスタシーを基調とする。全ての人間が肉體的・知的・靈的次元に於ける自己實現を達成し、あらゆるものの響き合ふ宇宙の中で自己の使命を十全

続きを読む

やはり女性のイニシエーションと解釋でき、祕儀の部屋のイニシエーションとも内容的に似てゐる神話がある。イナンナ・イシュタルInanna-IshtarとエレシュキガルEreshkigalの神話で、Pereraが女性の根源と精神(スピリット)の囘復といふ視點で解釋してゐる(P

続きを読む

短い外側の壁に沿つて、家の前のテラスに通じる大きな出口の反對側に、一つのシーンが描かれてゐる。豪華に着飾つた淑女の肖像が描かれてゐる。彼女は背もたれのある椅子に座り、手をクッションの上に置いてゐる。この繪は"Domina"として描かれ、この館の女主

続きを読む

窓の反對側は、女中に髪を梳かせてゐる淑女が描かれてゐる。ひとりのエロース(クピードーの姿の)が、彼女のために鏡を持つてゐて、もうひとりのエロースは、反對側で靜かに見つめてゐる。ここで、長い外側の壁は終はりになる。第8シーンでは、入門者の髪は

続きを読む

ここでは、跪いて半裸の、絶望し、恐怖に滿ちた女性が描かれてゐる。天使の鞭は彼女に向かつてゐるからである。彼女は、寄り添つてゐる女性の膝の上に手を置き、その女性は天使を見てゐる。その鄰の人物はまさに裸のバッコスの巫女で、見るひとに背中を向けて

続きを読む

まづ帽子をかぶつた女性が膝まづいてゐるのが見える。歪んだ姿勢をしてゐて、目を大きく開けて見つめてゐる。彼女は松明を背負つてゐて、彼女の前にはliknonといふバッカスの唐箕のバスケットがある。彼女はあたかもその中の大きなファルスの覆ひを取らうとし

続きを読む

後ろの壁の眞中は、殘念ながらひどく痛んでゐる。それはディオニューソスの堂々とした肖像で、最愛のアリアドーネーにもたれてゐる。リボンで飾つたテュルソス(バッカスの杖)が彼の膝に斜めに立てかけてある。ディオニューソスとアリアドーネーのコニウンク

続きを読む

部屋の後ろの壁には、まづ座つてゐるシレノスが、怯えてゐる女性を振り向いて見てゐるのが描かれてゐる。同時に彼は金屬の壼を女性とは反對の方に持ち上げてゐる。彼の後ろで若いファウヌスが腰をかがめて壼の中を覗き込んでゐる。このファウヌスの背後で、別

続きを読む

たつた一人の人物が描かれてゐる。いはゆる怯えてゐる女性で、ケープを急いで羽織り、逃げ出さうとしてゐるやうに見える。儀式の中心に描かれてゐるのは、ディオニューソスとアリアドーネーの像だが、入門者はまだこの最奧の段階には達してをらず、外側の聖域

続きを読む

竪琴を奏でてゐるシレノスが描かれてゐる。彼の横には、小さな岩の塊に、ファウヌスとパーン(女性の姿のパーン)が座つてゐる。フルートを吹いてゐるファウヌスに、一匹の子山羊がもたれかかり、もう一匹の山羊は、パーンの乳を吸つてゐる。眞正面では、若い

続きを読む

金梅花の枝の冠を被り、ケーキを運んでゐる女性が描かれてゐる。彼女はそれを別のテーブルに運んでゐる。そこでは女祭司が丁度儀式を始めたところである。女祭司の左横には、覆はれたバスケットを差し出してゐる女性が居る。右横では、若い女祭司が、神酒のた

続きを読む

小さな入り口の近くの長い壁に、ヴェールを被り、話を聞いてゐる入門者(initiateの譯は、何の儀式かによつて、入門者とも花嫁ともいへるが、とりあへずここは入門者と譯すことにする)が描かれてゐる。裸の男の子が、卷物から彼女に讀んで聞かせてゐる。彼の

続きを読む