わりと杜撰な選択のつもりで「未来のミライ」視聴。本棚の裏側からの通信が止まらない。そのメッセージは「時の無い世界から、時の流れを見よ」だらうか。流れのさなかにあつて、我々が突き当たる困難の数々(グズるくんちやん声優は上白石萌歌)も、「そこからみれば」たいしたことぢやない、と。
余談として、くんちやんの曽祖父が、あの島尾敏雄も乗つた特攻艇「震洋」の生き残りであることが注意を引いた。
「時の流れのなかで我々が突き当たる困難の数々」といへば、ミライの手のひらの“母斑”。年頃の少女を苦しめるにちがひないあの母斑も「そこから見れば」たいしたことぢやない!さう言つて居るやうな気がした。
ログインしてコメントを確認・投稿する