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2020年09月22日02:24

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【お彼岸に当たつて】

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(メモ)プロメテウスは策略によつて天上の火種を盗んだが故に劫罰を受ける。オルフェウスは音楽といふ策略により冥界を往還したが故にマイナデスに虐殺される。因幡の素兎は、策略により向こう岸(彼岸)に渡つたが故に皮を剥がれる。それは逆に胞衣を破つてこの世(此岸)に生まれ出る赤ん坊の姿でもある。

スサノヲが天上から地上へ追放されるに先立ち受ける刑罰も、これら「虐殺された詩人」たちにアナロガスであり、スサノヲが虐殺するオホゲツヒメや、スサノヲが三つに切り裂くヤマタノヲロチも、スサノヲの鏡像である。ウミサチヒコが溺れるのは、ヤマサチヒコが海神国を往還したことの鏡像である。

つまりは、異界(彼岸)へと渡るにあたつては必ず「駱駝が針の孔を通る」がごとき苦難を受けなければならない。以上「お彼岸」にあたつての考察。

羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶!
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