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2019年12月16日04:04

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【わがゆく道に花を撒き散らせ】

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祭の朝早く小作人の乙女たちはその頃いたるところに咲きほこつてゐる林檎と櫻の枝から短く摘んだ花を籠にみたしながら、廣い玄關で忙しくたち働いてゐた。それらの花はセレスやバッカスや、それよりもさらに神祕なディア・ダイアの古めかしい神像が白衣をつけた若者の肩にのせられた小さな龕子に入れられて畑をとほつてゆくとき、その前に撒きちらされるのである。(ウォオルタァ・ペイタァ『享樂主義者メイリアス』)
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